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蒼い空の夜明け

《書いてる人》⇒夜明けの敵

「蒼い空に浮かぶキュトス(仮)」
71の大地と10の星が浮かぶ、果てなく広がる蒼穹世界。この日記は、その世界の創世から終末までの「人と神々の物語」についての設定が集まる場です。(最近は停滞しています)

しばらくは「星見の塔トーナメント」についての紀述がメインになると思います。


2007-12-02

 レイトショーで「空の境界」観て帰ってきて掲示板を見たら、チャット実況スレなるすごい奴らが現れていてびびる。二時間半で200レスとか、ゆらぎではじめて見ました。チャットと同等かそれ以上に盛り上がっていて楽しそう。旨い肴を発見した風な。

 あと、自分のHNで検索すると、BBSの「質問するスレ」がひっかかることに今更ながら気づいて、いま、すごくへこんでいます。ほんとうに。心の底から。やるんじゃなかった。時既に遅し。今更消してもログ残るだろうな。まあそれとは別の話で、長生きする必要があるスレとも思えないし、そのうちぱったり消えようかとも考えてます。や、検索でひっかかるからとかじゃなくて。じゃなくてね。ほんとうにね。

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2007-11-21

http://flicker.g.hatena.ne.jp/Niv-Mizzet/

二回戦はじまっとるー!どの試合も熱すぎる。

騎士と商人の、二回戦開始前の様子を書きました。和やかな感じ。

あと、騎士と商人がであったエピソードを書く予定。それはこっちに載せるか、BBSの物語スレに載せるか考え中。

[][]星見の塔・二回戦直前控え室 はてなブックマーク - 星見の塔・二回戦直前控え室 - 蒼い空の夜明け

 二回戦直前の控え室。

 部屋の中を歩き回りながら、商人は「んー」と唸っていた。

「……変な奴ばっかりのトーナメントだと思ってたけど、次の対戦相手って、あれ、生物なの? ね、あれを連れてきたのって、アンタの姉さんなんでしょ?」

「うーん……。そりゃ、姉妹の誰かが連れてきたには違いないと思うけど、だからってわたしにあれのことを聞かれてもなあ」

 ノシュトリの返答に満足のいかない彼女は、なおも食い下がって質問しようとする。

「だいたいさ、もしあれが優勝したって、賞品なんてほしがるわけないと思うのよ。だってそうでしょ? あれがほしいものなんて食料くらいなもんでしょうよ。それだったら、もしあれが優勝したときはさ、もう一度最初から大会をやってさ、誰が優勝賞品をもらえるかってちゃんと決めようよ!」

「いや、無茶苦茶なこと言わないでよ。わたしがこの大会を直接運営してるわけじゃないんだし、そういうのはもっと上の姉さんたちに言ってくれないと」ノシュトリは言った。「……まあ、どのみち却下されるでしょうけどね」

「とにかくさあ、わたしは納得いかない!」商人は言う。「あれの名前だってさ、リジェネレイトスライムとかいってさ、それって生物としての名前でしょ? それって人間が『人間』って名前で参加してるのと同じことじゃん。そういうの一人としてカウントするのおかしくない? いいえ、おかしいわ。わたしにだってキルシェって名前があるのにさ、せめて名前のある奴を連れてこいって話でしょうよ!」

「……それは、わたしに対する批判なのかしら?」

「それとも、俺に対する皮肉か?」

 ノシュトリと騎士が続けて言って、彼女は自分が言っていたことの意味に気づいた。

「あ、や」慌てて彼女が言う。「別に悪くないと思うよ? うん、悪くない気がしてきた。名前がなくたって参加したっていいよね。名前なんてただの記号だよね? なんだい婆様め、キルシェなんて気障ったらしい名前つけやがって。わたしなんて名も無き商人で十分なのさっ」

 彼女はノシュトリと騎士から目をそらしながら、早口にまくしたてた。言ってることが無茶苦茶なことに変わりないが、ノシュトリと騎士はおかしくて笑ってしまった。

「まあ、だからさ」彼女は言う。「ノシュトリも、ノシュトリの姉さんも、グッジョブ! ってことで……どうよ?」

「く、くすすす……」ノシュトリがこみ上げてくる笑いを抑えながら言う。「そろそろ、二回戦が始まるみたいだから、準備したほうがいいんじゃない?」

「そうだな」騎士は口元に笑みを浮かべて答えた。「名前のないもの同士、いい勝負になりそうだ」

「もうっ」商人が言った。「二人とも、笑いすぎ!」

CorundumCorundum2007/11/24 00:13商人、可愛い、魅力的ですね!
出会いスト-リーも期待しております。

yoakeroyoakero2007/11/24 01:56商人はよく動いてくれるいいキャラです。
騎士がダウナーなので、その分アッパーになってるようです。そのせいで、行商人にしてはちょっと馬鹿っぽい…w

CorundumCorundum2007/11/24 02:01商談に入ったらビシッと決めるんですよね! きっと!w

yoakeroyoakero2007/11/24 02:22そうであることを願っていますw

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2007-11-11

個人スレ立ててみたけど、どれくらい続くやら…。

今回は一回戦終了後の控え室。戦闘シーンはスキップしました。うたばんスレで各試合のSSが進行してるし、あんまり書く気もおきなかったので。二回戦とかも試合内容は飛ばすと思います。期待していた方、いましたらごめんなさい。


[][]一回戦終了後 はてなブックマーク - 一回戦終了後 - 蒼い空の夜明け

「さっすが騎士さま! 圧勝じゃん!」

 控え室に戻ってすぐに、部屋中を飛び跳ねながら商人が言った。騎士は何も言わずにベッドの上に腰をおろし、足元を見つめて深く長い息を吐いた。

「この調子なら、本当に優勝できるんじゃないの!? 骸骨番長とか火の鳥とか剣とか猫とか、なんかいろいろいるけど、アンタだって十分、人間離れしてるんだからさ」

「…………そうだな」

「あ、そうだ。わたし、二回戦の相手が誰になるか確認してくるね。一回戦と違ってこれからは相手が誰なのか早めにわかるんだからさ、ちゃんと対策立てて試合に臨みたいもんね!」

 彼女はそう言って、騎士の返事も待たずに部屋を飛び出していった。

 控え室に一人残された騎士は、もう一度、先ほどよりも長く深い息を吐いた。

「……いるんだろ?」

 騎士は足元を見つめたまま、部屋のなかの誰かに言った。声はすぐに返ってきた。

「それが呪いの影響?」

 声とともに何もない空間からノシュトリが現れる。いや、騎士にはそう感じられただけで、ノシュトリは商人が部屋で飛び跳ねていたときから、そこにいたに違いない。

「そうだ」騎士が言った。「全力で戦った直後は、自分の意識が消えそうになる。力を使えば使うほど、俺は力に飲み込まれていく。……もともと、これは邪神の力なんだろう? それを人が使えば、これくらいのペナルティは当然か」

「むしろ貴方はラッキーだわ」ノシュトリが言う。「名前を失った時点で、普通の人間だったら自我まで消えて、力に振り回されるだけの存在になるわよ。貴方が戦った獣たちがそうだったでしょ? でも、貴方の場合、誇りがかろうじて自我を安定させてるみたいね」

「誇り、か」騎士は言った。「そうだな」

「それに」ノシュトリは続ける。「あの子の存在も大きいと思う。あの子がいなかったら、貴方はとっくに廃人になっていたわよ」

 それも正しいかもしれないな、と騎士は口に出さずに思った。自分は、彼女に二度助けられたのかもしれない。

 最初は命を。そして、誇りを。

「……はは。まったく、ずいぶんとでかい恩を背負ったものだ」

「…………」

 苦しそうに笑う騎士を、ノシュトリはじっと見つめていた。騎士にはその視線が、軽んじているようにも、哀れんでいるようにも見えなかった。まして、無感情の視線にはとても思えなかった。騎士はそれが気になった。

「どうした?」

「……なんでもない」

 その言葉の直後には、ノシュトリの姿はもう視認することもできなくなっていた。

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2007-11-10

 今夜は、ゆらぎの女子高生ラジオですねー。

 女子高生分が足りていない方は聴くとよいと思います。


 ↓は、自キャラのSS。二つ目。控え室で、トーナメント一回戦が始まるのを待つ三人。商人についてあまり語られてないけど、まあ、そのうち。

 たぶん、明日も更新できます。


[][]一回戦開始前 はてなブックマーク - 一回戦開始前 - 蒼い空の夜明け

 星見の塔内部にある、選手の控え室。騎士と商人と魔女は、一回戦を控えてこの部屋に集まっていた。

「頑張れ! アンタなら楽勝だ!」

 一人で熱くなっているのは商人だった。まだ成人して数年しか経っていないだろう彼女は、三人のなかでもっとも若い。希望と夢をあわせて語ることのできる若者であるからこそ、優勝者へあたえられる賞品にたいする期待もそのぶん大きい。なにしろ、彼女の夢は魔女の力でも借りない限りは達成できないかもしれないほどの大きなものだ。彼女にとって、ノシュトリからのトーナメントの誘いは渡りに船だったのだ。

 逆に、実際にこのトーナメントを戦い抜くことになる騎士のほうは、商人とちがって静かに戦いのときを待っていた。一回戦の相手が誰なのかは知らされていない。もしかしたら、部屋の隅に立っている魔女は知っているかもしれない。だが、騎士はそれを聞き出そうとはまったく考えない。誰が相手であれ関係ない。騎士たる自分は、ただ戦いのなかで全力を尽くすだけだ。相手のその後も、自分のその後も考える必要はない。守るべき君主のいない今の騎士にとって、戦いだけが自分の存在証明であり、生きることはすなわち戦闘だった。

 ――だが、と騎士は思う。

 一人、はしゃいでいる商人を見る。

 自分の命の恩人であり、自分に熱く夢を語ってみせ、そして守るべきものを自ら背負う決意をもった彼女。

 今の自分は、己の存在証明だけのために戦っているのではない。

 彼女の夢のために戦うと、騎士は剣に誓ったのだ。

 だから自分はここにいる。この怪しげな大会に参加したのも、すべてはそのためだ。

 彼女に対する恩義のためだけではない。彼女はすでに、騎士にとって大事な友人にも等しい存在だ。友人の夢を手伝うことに、抵抗やためらい、義理を感じる人間がどこにいよう?

 くすす、と部屋の隅に立つ魔女が笑う。「一回戦が始まったみたい。対戦表も公開されたけど、確認に行く?」

「いや、いい」騎士は言った。

「え、いいの?」商人が言った。

「ああ」騎士はそのまま黙って、戦いのときが訪れるのを静かに待った。

CorundumCorundum2007/11/11 00:03ここまで読みました。続きを期待してます。。

yoakeroyoakero2007/11/11 00:53ありがとうございます。あせらずゆっくり書いていこうと思ってます。お付き合い願えると幸いです。

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2007-11-09

 アバウトに考えていた話のキャラをTCGに送ったので、いろいろと細かい設定がちぐはぐになりそうです。たぶん、段々変更していくと思います。ご了承ください。

 今日は、掲示板で最近話題の(?)、キュトスの姉妹の仲介者について。

 どの姉妹が騎士を連れてきたのか?


[][]トーナメントへの誘い はてなブックマーク - トーナメントへの誘い - 蒼い空の夜明け

 その日、騎士と商人は森のなかでキャンプをしていた。

 すでに日が落ちて数時間経っている。焚き火の明かりに照らされた商人の表情は暗かった。騎士のほうはほとんど表情を変えずに、黙って火にあたっている。

「はぁ……」

「…………」

「今夜は肉が食えると思ったのになあ……」

 商人の落胆の理由は、一日前におとずれた村での商談が原因だった。例年であれば、作物の収穫が芳しくないその村に商品を売りつけようとしたところ、今年は異例の豊作だったため、ほとんど捨て値で買い叩かれてしまったのだ。儲けで食事を奮発しようという皮算用は、あっけなく崩れた。

「そんなに肉が食いたいのか?」

 騎士の言葉に、商人は力なくうなずいた。

「そうか」とつぶやくと同時に、騎士は懐からナイフを取り出し、近くの茂みに投げつけた。茂みのなかから何かが動く物音がした。騎士は茂みまで歩いていき、無造作に手をつっこみ、それを引き抜いた。その手は、ナイフが頭に刺さって絶命した野兎を掴んでいた。

「肉だ」騎士は言った。

「…………」商人は、騎士と野兎を交互に見つめて「……それで我慢するか」と言った。

 野兎が丸焼きになったころ、商人は「にしても、アンタって本当にすごいね。罠とかなしで捕まえちゃうんだから」と言った。一人で旅をしていたころ、罠を使っても狩りが上手くいかなかった商人から見ると、騎士の技術はすばらしいものに思えた。

「いや、俺がすごいわけじゃない」

 騎士は言った。別に謙遜している様子もない。彼はそういう遠回りな表現を好まない。

 彼はなぜか、森に広がる、深い闇の奥を見つめている。

「どうして?」商人が聞いた。

「野生の獣があそこまで無防備に近づいてくるのはおかしい。人が二人もいて、焚き火までしていたんだぞ」

「言われてみれば……」商人は首をかしげた。「でも、なんでだろ?」

「理由はわからない」騎士は言った。「だが、何が起こったのかはわかる。あの野兎は、俺たちや火を認識できていなかった」

「え、なんで?」

「それは」騎士は、地面にさしてあった先ほどのナイフを拾い上げ、視線の先、闇の奥へと投げつけた。「そこの奴が知ってるんじゃないか」

 今度は、ナイフが飛んだ先に物音はなかった。代わりに、「あれ、もう気づいた?」という少女の声が聞こえてきた。

 その声に、商人は驚いて腰を浮かせたが、騎士はまったく動じずに座ったままだ。

「何もなかった場所に、いきなり気配が現れれば馬鹿でも気づく」騎士はそう言ってから、商人のほうを見た。

「わ、わたしが馬鹿だって言うのー!?」

「くすす」闇の奥から少女の声がする。「元気なお嬢さんね。気にすることないわ、野生の獣だって、今の私の気配は感じ取れないんだから。そこの剣士さんがすごいのよ」

「俺は騎士だ」騎士はそう言って、立ち上がった。「用件はなんだ? お前もあの少年と同じで、俺に用があるのか? この呪われた身体に」

 騎士は、鞘におさまった剣の柄に軽く手をかけて言った。商人も立ち上がっていたが、状況についていけず、おろおろするばかりだった。とりあえず騎士が向いている方向を見るのだが、彼女にはとても、そこに何者かがいるとは思えなかった。何もいない気がする。少女の声は、確かにそちらから聞こえてくるのに。

「少年って、もしかして――」少女は小さくつぶやいた。「ま、その話は、後で聞かせてもらうか」

「もう一度聞く」騎士は言った。「俺に何の用がある?」

「そんなに殺気立つ必要なんてないから安心してほしいな」少女は言った。「殺し合いをしに来たんじゃないんだから。わたしは、貴方を招待しに来たのよ」

「招待?」

「そう。そろそろ自己紹介しておこうかしら。わたしは――」

 闇の奥から、少女が姿を現した。十七、八ほどの容姿に、肩と額で切り揃えられた黒髪、動きやすそうな丈の短い服を身に着けている。片手で、先ほど騎士が投げたナイフを遊んでいた。

 騎士は依然として同じ方向を向き、少女から目をそらさない。しかし、商人は、少女の姿を見てもなお、そこに少女がいるとは思えなかった。目では見えているのに、存在感がまったく感じられない。

「――キュトスの姉妹の58、ノシュトリ」くすす、と少女は笑った。「名前を失くした剣士さん、貴方を星見の塔の戦いに招待しに来たわ」

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