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蒼い空の夜明け

《書いてる人》⇒夜明けの敵

「蒼い空に浮かぶキュトス(仮)」
71の大地と10の星が浮かぶ、果てなく広がる蒼穹世界。この日記は、その世界の創世から終末までの「人と神々の物語」についての設定が集まる場です。(最近は停滞しています)

しばらくは「星見の塔トーナメント」についての紀述がメインになると思います。


2007-12-26

[]それぞれの現状 はてなブックマーク - それぞれの現状 - 蒼い空の夜明け

星見の塔」・・・敗者復活戦。先攻をとれば1ターンキルが可能な対策は立てて敗者復活戦に騎士をおくる。勝負の結果は運任せ。(あー、SS書かなー)


「バトロワ」・・・4ターン目。キルシェの体力が低くも高くもないことが幸いして、ほとんど攻撃対象にならずに生き残っている。しかし、攻撃対象は体力高めの奴に設定しておくべきだった。後半に生き残っても、体力差でけずられる可能性が大きい。まあ、終盤まではなんとか生き残れそうだし、キルシェもそれだけ健闘すればおおむね満足でしょう。参加理由が暇つぶしですから。(追記)5ターン目でとる。あと一発斬撃くらってたら死んでいた。人数がようやく半数ほどになってきた。


「迷宮探索」・・・2ターン目。陥穽くらって風圧を無駄打ちし続ける夜明けの敵。体力差でものをいわせて先攻とり続けられればなんとか砂&布巾には勝てそうではある。しかし、すぐそば(たぶん二つ下のマス)にMeteoraがいて死にそう。こっちこないでー!(追記)3ターン目公開されてた!Meteoraこっち近づいてるがなー!ぎゃーす!

JacobJacob2013/01/29 19:39Your potsing lays bare the truth

rwkkkgcpqjrwkkkgcpqj2013/02/01 20:30J9nJma <a href="http://otpsouxurjul.com/">otpsouxurjul</a>

bnonsbeqnwbnonsbeqnw2013/02/02 02:01Kz2zf0 , [url=http://owyfbmbuzcxt.com/]owyfbmbuzcxt[/url], [link=http://owklmqwqwsad.com/]owklmqwqwsad[/link], http://kccldltirpeq.com/

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2007-12-15

12月10日の日記のうとさんのコメントへの返信。と提案。 はてなブックマーク - 12月10日の日記のうとさんのコメントへの返信。と提案。 - 蒼い空の夜明け


 考えてるうちに長くなってきたので、コメントではなくこっちに書きますね。


 ブギーが人類補完機構シリーズには含まれるとは僕も思わないのですが、ただ、ブギーで人類補完機構の名前がほぼそのまま(英訳はどちらも同じ)で使われているように、ゆらぎ神話の紀元槍がゆらぎと関係ない作品で名前ほぼそのままに使われている、っていうケースと似ていると思ったので。

 でも、ゆらぎの企画的には、ブギーよりも女神転生とかの例のほうがわかりやすいですね。ゆらぎの神話を「誰かが作った作品の物語・設定」として捉えるとブギーの例でしっくりくると思うのですが、そうじゃなくて「誰が作ったわけでもない神話の物語・設定」として捉えれば、たしかに、別に紀元槍が名前ほぼそのままで別作品に出ていても、ゆらぎとは直接的な関係性はないといえる気がします。


 でも、僕の今までのイメージだと、「紀元槍」という言葉が出てくる世界観はどこかでゆらぎの神話世界とつながっている、となっていたんです(これは僕の勝手なイメージですが。そういうイメージを起こさせやすい企画だとも思います)。こう考えると、前述したような、人類補完機構みたいな扱われ方の場合に疑問が出てくるわけです。でも、それはちょっとちがう、そのくらいの扱い方なら、関係性は低い。


 そうなると、「どんなに矛盾していても、すべての記述はゆらぎの世界観に含まれます」という言葉っていらないんじゃないかという気がします(今も機能しているのかよくわからないのですが、以前はたしかこういう説明があったはず)。「記述」の定義がどっからどこまで有効なのか、っていう問題もあるんですが、それは置いておきます。で、例えばゼウスとかクロノスとかの話を新たに作ったからといってそれがギリシア神話に含まれるかといったら、別にそうではないわけで、ゆらぎの神話も同じように、「どんな矛盾した世界観でも包括する」という前提はなくてもいいというか。


 いや、別にあってもいいんですが、でもやっぱり「こっからここまでがゆらぎの神話です」と言えたほうがいいのだと思います。

 例えば、うとさんが最近提唱している「神話の理想体」としての設定(神話ソース)だけを「ゆらぎの神話」とする、とか。この設定を公開する場所も、はてなポータルにだけ限定する。ポータル以外で作られた絵なり文章なり作品なりは、ポータルに記述されない限りは「ゆらぎの神話」ではなく、その二次的創作物(神話をネタにしたものを二次というのかわかりませんが、要するに設定を借りてきて作った物)として扱われるとする。これは一つの案であり例示ですが、そうすることで「俺が作った絵や文章が無断転載される可能性あるの?じゃ、ゆらぎに関わりたくねえよ」という問題は解決するのでは(いや、今議論になってるのはそういう問題とは微妙に違うか。まあ、極端に言うと、ということで)。著作権を主張するしないの線引きもやりやすくなると思います。


 しかしもちろん、上のアイディアを使った場合、失われるものもあります。それは、「様々な場所で様々な解釈がなされることで、無限に増殖していく神話世界」*1という部分です。これはポータルやBBS以外の場所で記述された設定も、ゆらぎの神話として取り込むことで可能になっているメリットだと思うのですが、「神話の理想体」を前述の例のようにポータルに限定してしまうと、ほかの場所で広がっていく世界観や設定を取り込むことは難しくなります。


 一長一短の案だとは思いますが、「すべての記述はゆらぎの世界観に含まれる」「ゆらぎの神話企画の活動は、どこで行ってもいい」という二点はもしかしたらないほうが、今後の企画がうまく機能するんじゃないだろうか、という論旨で書いてみました。


追記。上記の案に補足。 はてなブックマーク - 追記。上記の案に補足。 - 蒼い空の夜明け

 ポータルだけを「神話の理想体」として扱うのではなく、例えば「ゆらぎの神話公式ページ」を作り、そこからリンクされているBBSなりグループ日記なり作品なり、それらだけを「神話の理想体」として扱う、とか。

 あと、この企画を二つに分けるということもできると思います。「神話の理想体=神話ソース」を作る企画と、そのソースをもとに創作を行う企画。前者は著作権を主張しないことを前提にし、後者は著作権は通常の創作と同じような扱いにする、などの棲み分けも「神話の理想体」を作るうえで有効だと思います。


 それと「様々な場所で様々な解釈がなされることで、無限に増殖していく神話世界」というのは大きな長所であると同時に、やはり大きな短所であると思います。非常に魅力的な長所であるので、この自由度の高さはできることなら残ってほしいのですが、やっぱり参加者や活動場所が増えてくれば、それにともなって問題も多く浮上してくるので、僕はいまのところ、この自由度の高さはいつか無理がくるような気がします。(僕の考えが浅いだけで、もっとよく考えれば解決可能な問題であるのかもしれません)

*1:この部分は、下記の文章を僕なりに要約しました。「この活動を当コミュ内に限る必要はありません。記述を分散させることで参加者同士の認識に差が生まれるのは、悪いことではありません。こっそり自分のサイトなど別の場所に書き留めたりログの残らないチャット等での会話であったり、極端な話手元の紙媒体のメモであったとしてもそれはひとつの記述です。また企画への参加は文章の記述のみに限りません。たとえばイラスト、漫画、あるいはゲームといった形式のものを、当神話の世界観を引用する形で公開しても構いません。」(ポータル「神話を記述する際には」)

TimeTideTimeTide2007/12/15 15:58まず「様々な場所で様々な解釈がなされることで、無限に増殖していく神話世界」というのはゆらぎの神話の大前提で、これがなくなったら最初から何をやりたかったのか分からなくなるので、これを生かす方向で考えます。要は線引きの曖昧さによる問題をどうするかという話なのだと思います。

「すべての記述はゆらぎの世界観に含まれます」というのは「すべての記述」って何なんだという曖昧さが残るので、なんかした方がいいかもしれません。たとえばブギーを神話の記述として考える必要はないと思いますし、ブギーの例に関しては判断が難しいということもないでしょう。

 「「紀元槍」という言葉が出てくる世界観はどこかでゆらぎの神話世界とつながっている」というのは、そういうことを考える人が中にはいるかもしれませんが、そういうのまで想定して予防線を張っておく必要もないと思います。その程度のことは作者のスタンスを見れば容易に確認可能ですし、その確認もせずに行動することがないようにという整備とアナウンスの方が重要である気がします。。

yoakeroyoakero2007/12/17 15:43>まず「様々な場所で様々な解釈がなされることで、無限に増殖していく神話世界」というのはゆらぎの神話の大前提で、これがなくなったら最初から何をやりたかったのか分からなくなるので、これを生かす方向で考えます。
ういす。まあそうですよね。ちょっと極端なことを書いてしまいましたが、僕もその前提は上手いこと実現してほしいと思います。

ブギーの例については、そんな感じなのかな、と思いました。ブギーシリーズが人類補完機構シリーズの世界観をひろげるために書かれた小説とは思いませんが、ブギーと同じようなやり方でゆらぎ世界観をひろげることはできるような気がするので、その辺りどうやって見分ければいいのだろう、と思っていましたが、作者のスタンスで見分ける、というのは確かにできそうな気がします。
でもこの例はちょっと、先の話をしすぎたかなという反省もあります。とりあえず今問題になっていることと、企画の大前提をどうやって実現させるか、あたりのことを議論したほうが建設的であるかな、と。

ところで、いきなり話が変わるのですが、うとさんが日記で書いていた『「テキストそのもの」「イラストそのもの」といった有形コンテンツ』ではない『「物語」「設定」といった無形コンテンツ』ってどうやって見分けるor書き分けるのでしょうか。ちょっと、僕にはイメージしづらい話だったので、補足を書いてもらえるとありがたいです。こっちのコメントじゃなくて、うとさんの日記のほうでもいいので。
(こういう疑問が出るわけは、僕は「物語」や「設定」を表現するときに「テキスト(小説)」を使うことが多いので、両者をわけて考えるっていう発想が難しいからです)

yoakeroyoakero2007/12/18 01:37チャットをちらっと見てたら、『「物語」「設定」といった無形コンテンツ』ってなんのこと言ってるのかちょっとわかった気がします。「テキスト」や「イラスト」とかの有形コンテンツから発生(派生?)するのが、「物語」や「設定」などの無形コンテンツかな、と。
(なんかずれたことばっか言ってる気がしないでもない)

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2007-12-10

「著作権を主張しておきたいものはありますか?」 はてなブックマーク - 「著作権を主張しておきたいものはありますか?」 - 蒼い空の夜明け

 うとさんの日記より。

http://flicker.g.hatena.ne.jp/TimeTide/20071210

 まず質問については、BBSやはてなに書いたもので著作権主張したいものは一つもないです。

 でも、一度『回廊』にゆらぎ関連のものを書こうとしたときはどうしようかちょっと迷いました。結局書かなかったし、今書いたとしたら著作権主張しないと思いますが。あと、新人賞とかにゆらぎ関連で送った場合ってどうなるのだろう、とか。

 上記に限らず、よその表現媒体(ゆらぎの企画と関係のない団体、同人誌など)でゆらぎを発表したときの著作権の扱いってどうするのか気になります。

 僕がいまイメージしてるのは、ゆらぎを題材にして作られた作品で著作権を主張しない場合、「この作品は『ゆらぎの神話』に属する作品です(ここにURLなどを記載)」みたいな説明文を付け加えることが習慣化していけばいいかな、と。それがある場合、他の人に設定や物語を流用されてもOKで、それがない場合、あくまでゆらぎの素材を借りて作った作品であり、流用などは基本的に不可、という分類。そういう、商業・非商業問わず使える分類法とかあると便利じゃないでしょうか。

 べつにさしせまって必要なルールでもないけど、ちょっと思ったので書いておきます。

TimeTideTimeTide2007/12/10 17:50外部でゆらぎの要素を含む作品が発表された場合、ゆらぎの設定やそれを拡大解釈した部分以外はその作者に権利があると考えます。
 もちろん「【アルセス】の著作権は自分たちが持っている」と言われたら困りますが、「アルセスが主人公となった推理小説の中に登場した【トリック】」は彼らに著作権があります。

「URLの有無」で著作権を主張しているかどうかかを判断しようとすると、「作品の著作権は主張するけどゆらぎの神話の紹介もしたい」ときなどに支障が出る気がします。しかし、なんらかの目印を習慣として用いるようにするのはよい案と思います。

yoakeroyoakero2007/12/10 23:11目印は説明文以外でも、バナーとかマークとかでもいいですよね。

外部の作品の場合について。
うとさんの言うケースもだいたいイメージできました。完全な線引きは難しいにしても、わりといいラインだと思います。
例えば外部の作品で、「アルセス」とか「きゆら」という名前だけを借りて全然別のキャラを作ったときは、ゆらぎの設定の拡大解釈、ってことになるんですかね。
あと、これも例えばの話で、もしもコードウェイナー・スミスの作品がゆらぎ作品だとした場合(すごい例えだ!)、ブギーポップシリーズなんかはゆらぎ作品になるんでしょうか、それともパロディであってゆらぎとは別の作品になるのでしょうか。
(これもまた思いついたので質問。このあたり、微妙なところだと思うのですが。個人的には、このあたりはグレーゾーンで、ケースバイケースになるのかな、という気がします)

TimeTideTimeTide2007/12/15 13:34たとえば『女神転生』を「世界の神話の拡大解釈」と捕らえる人はあまりいないと思うし、ブギーが人類補完機構シリーズともいえないと思うので、名前やネタを持ってきただけでそのシリーズと同化してしまえるということはないと思います。前田慶次郎
の一般的なイメージが原哲夫の漫画に依存しているような例もありますし、そうやってできたイメージをゆらぎに逆輸入するのは良いのか悪いのかというところは考えないといけませんが。

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2007-12-09

 TCG小説コンペにも何か出したいナー。でも間に合うかどうかちょっと微妙。せめて一つは書こう。800文字という短さなのだから。でもその制約がけっこうシビアなのですよナー。

 騎士ってイアテム系のはずなんだけど、一回戦・二回戦とイアテムを一度も使ってないのですな。そんなでいいのか!?ということで、三回戦はついに騎士がイアテムを振るいますよ。

[][]星見の塔・三回戦前、控え室 はてなブックマーク - 星見の塔・三回戦前、控え室 - 蒼い空の夜明け

 三回戦開始以前。

 商人と騎士は、「呪いを軽減させる」と言っていた魔女が戻ってくるのを、何日も待っていた。

「……わたしの石を何日も借りやがって。ちゃんと返してくれるのかな……。っていうか、本当に呪いをなんとかしてくれるんだろうなー、ノシュトリのやつ」

 商人はベッドに横になりながらぼやいた。向かいの壁に隣接しているベッドには、騎士が黙って座っている。部屋のなかには二つのベッドと、大きめのタンスくらいしか家具はおいていない。基本的には殺風景な部屋だった。

 しかし、最近になって、少しずつ物が増えてきていることに、騎士はもちろん気づいていた。

「なあ」騎士は言った。「お前、このごろ塔の中から色々とくすねてるだろ?」

 いきなり質問されて、商人は明らかにうわずった声で「ハイ?」と答えた。

「そ、そんなことないよ? き、紀のせいじゃん?」

「くすねた包帯とか安っぽそうな剣を大会に出てる奴に売りつけてるとこも見たぞ。そんなことして、あとで魔女たちに復讐されても俺は知らないからな」騎士は言った。「俺まで共犯者にするのはやめてくれよ」

 実際のところ、商人は時間を持て余していたときに塔の中をうろつき、金になりそうな物をこっそりと収集していた。部屋にあるタンスの中や、商人がいつも肩から提げている鞄にはその収集品が入っている。

「そ、そんなー」商人が高い声で言った。「わたしのこと守ってよー」

「魔女の巣窟で盗みをはたらこうって女が、いちいち泣き言を言うな」騎士は言う。「だいたいだな、ノシュトリに見張られてるって可能性は考えないのか、お前」

「大丈夫」商人は言う。「ノシュトリだったら説得してみせる自信あるし、それに最近は、なんとなくだけど、ノシュトリが近くにいる感じってわかるようになってきた気がするし……」

「え、そうなの?」商人の言葉の最後のほうで、扉を開けて魔女が入ってきた。「キルシェ、いまの話って本当?」

「えっ!?」商人はいきなり普通に現れた魔女に驚いて、しどろもどろになって誤魔化し始めた。「いや、うそうそ、やだな、わたし何もしてないよ? いつもこの部屋で大人しくしてるよ?」

「……なんの話?」魔女は眉根を寄せた。

「え、ちがう?」

「お前が、ノシュトリが近くにいればわかる、って言ったことが本当かどうかって」

「あ、ああ」騎士の助言に、ようやく商人はうなずいて答える。「うん、まあ、なんとなくだけどね……勘みたいなものだから、当てにならないけど」

「そう……」魔女は複雑そうにうなずいて「こないだから、ちょっとずつこの石に力を移してたから、やっぱり力落ちてるんだなあ」と言った。

 魔女の手には、商人が以前まで身につけていた青い石があった。

「あ、わたしの石!」

「その石を身につけてれば、呪いの力が弱まるのか?」

「そう」魔女は言う。「一回戦でいい感じに呪いのスイッチが入って、二回戦ではリジェネレイトスライムに絶望の感情を増幅させられて、あなたの呪いもずいぶんと進行しているようだし、その状態で三回戦に挑めば悪化するのは目に見えてるからね。その呪いが体にたまらないように、この石に呪いが流れ込むようにしたから」

 こともなげに説明する魔女に、商人と騎士は驚いた。

「そんなことできるのか?」騎士が訊いた。

「わたしは気配を操る魔女ノシュトリ。このくらいできて当然」

「そんなことして、その石、壊れたりしないよね?」商人が訊いた。「それ、初めて自分のお金で買った装飾品だし、それなりの値打ちのする石だし、紀石の伝説ってわたし好きだし、ノシュトリに出会う前にもその石に助けられたことあったし……あの、だから無事な形で返ってくるとうれしいんだけど……」

「えっと、残念だけど」魔女はすまさそうに言った。「たぶん、壊れる」

 商人は声もなくその場にしずんだ。orz

CorundumCorundum2007/12/15 13:07この3人良い空気ですね。多分商人のおかげで……。
自分の中ではもうすっかり商人ストーリーみたいな感じになってます。商人ラブ。
次の回が気になります。

yoakeroyoakero2007/12/15 14:14騎士のキャラが弱すぎたんですよな。この頃は、自分でも商人ストーリーになってきてるという感がします(笑)
次回は敗戦後ですね。敗者復活戦がまだあるなら、その情報が出てから書こうと思っています。

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2007-12-05

 三回戦開始前になんとか間に合ったー。二回戦直後の話から再開。

 これっぽっちも関係ないですけど、劇場版「空の境界」がすばらしい出来だったので、気になっている人は見に行くとよいですよ!坂本真綾演じる両義式がツボでした。

 あとTCG野良試合に商人が参加する予定です。


[][]星見の塔・二回戦直後 はてなブックマーク - 星見の塔・二回戦直後 - 蒼い空の夜明け

 商人は気分がよかった。

 理由はもちろん、騎士が二回戦に勝利したからだ。リジェネレイトスライムが巻き起こす旋風をものともせず、強烈な斬撃を繰り出して勝利した騎士の姿に、観戦席にいた商人は飛び跳ねてよろこんだ。

 騎士の勝利をねぎらってやろうと思い、商人は観戦席を離れた。まっすぐ控え室には戻らずに、騎士が歩いているだろう通路へと小走りで駆けていく。

 二回戦を突破し、だんだんと頭の中に、優勝者に与えられる賞品の想像がふくらんでいく。ノシュトリは明確にはしなかったが、魔女の長ヘリステラが与える褒美なのだから、一人の人間の願いくらい簡単にかなうものなのではないか。

「国一つまるごと買えちゃったりしてね。ふふふふ」自然と頬が緩むのを抑えられない。「これもあの朴念仁のおかげだし、たまには優しく接してあげようかな」

 浮かれたステップで階段を降り、角を曲がったところで彼女は騎士の姿を発見した。

 しかし華々しく勝利した騎士は、剣を地面についたまま膝をついて俯き、まるで敗者のような姿をしていた。

「どうしたの!?」

 慌てて駆け寄る彼女だったが、顔をあげた騎士の目には殺気がみなぎっていて、思わず騎士にたどり着く前にその足を止めてしまう。

「……ああ」騎士は苦しそうにつぶやいた。「なんだ。お前か……」

「何があったの? 誰かに闇討ちでもされた!?」

 今度こそ、彼女は騎士のそばに近寄って聞いた。彼女の見たところ、酷い怪我はないようだが、苦しげな騎士の表情を見る限り、安心はまったくできなかった。

「とにかく、控え室まで行こう」商人はそう言って、姿の見えない魔女の名を呼んだ。

「……だから、なんで貴方たちは気配を消してる私のことを、そんな簡単に呼べるのさ」

 小言を言いながらも、騎士のすぐ近くの壁にもたれかかっていた魔女が姿を現した。

ノシュトリ。こいつを控え室に運ぶの手伝って。よくわかんないけど、すごく苦しそうなの」

「それは呪いよ」ノシュトリは言った。「貴方も知ってるでしょ。呪われた獣を倒した彼が、どんな呪いをその身に受けたか」

「じゃあ……」商人は言う。「こいつは、ここで戦い続ければそれだけ苦しむっていうの? 勝ち続けたとしても?」

ノシュトリ……」騎士がうめいた。「余計なこと言うな。まったく……」

「そうは言ってもね、このまま隠しとおせるものじゃないでしょう。それに、この子にこんなに睨まれちゃったらねえ……」

 そう言って、魔女は商人を見た。

ノシュトリ」彼女は言う。「こいつの呪いをなんとかして」

「それから三回戦に挑むっていうの? いっそ棄権するって選択肢は貴方たちにないの?」

「ないわ」彼女は断言した。「そんな中途半端なこと、わたしもこいつも許せない」

「……俺の意見を無視して話をすすめるな」膝をついたままの騎士が、苦しげに言った。「まあ、俺もこいつと同意見だけどな。戦いを降りる気はない」

 二人ににらまれる形となって、魔女はため息をついて、うなずいた。

「貴方たちには呆れるわ。いいわ、次の試合に出れるくらいには、なんとかしてあげようじゃない」

 魔女はそう言って、商人が首からさげていた青い石の首飾りに指を触れた。

「これ、紀石のレプリカでしょ。これを借りるわよ」

 商人は無言でうなずいた。

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