虎すぐるの日記

2008-04-02

ゴキプーリ

| 19:53 | はてなブックマーク - ゴキプーリ - 虎すぐるの日記

ゴキプーリは、脊椎動物門ゴキプーリ綱の総称のうち、ゴキ以外の物の総称。ゴキは系統的にはゴキプーリ門に含まれるが、伝統的には飛来神群の一柱をなし、個体数も少ないため除外される。

長い触角、偏平な楕円形の形、発達した六本脚、強靭な生命力などを特徴とする。

しばしば昆虫の一種と勘違いされるが、背骨を持ち、一つの綱として分類されている点が異なる。

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由来

飛来神群の一柱である邪神ゴキが、この世界にばら撒いた小さな分身達である。ゴキプーリは、亜大陸言語で「ゴキを継ぐ者」と言う意味を持つ。

移動速度、生命力、体長はいずれもゴキに劣るが、ゴキの数万倍の繁殖力を持つ。

出現したのは平たい大地より以前の散らばった大地の時代で、「生きている化石」ともいわれる。散らばった大地の時代から絶滅せずに生き残ってきたことから「人類滅亡後はゴキプーリが地球を支配する」と言われるほどである。


生態

全世界に約四億種、うち三億種余りが亜大陸地下を中心に存在すると推定される。現在確認されているのは八千万種程度である。体長は 0.1リーデほどから 百リーデに達する種類まで様々だが、家住性の種はどれも 一~四リーデ程度である。

最大種は大流河付近の沼地に生息するジーリーゴキプーリで、体長115リーデ、開長200リーデに達する。

本来は森林に生息する昆虫で、昼間は朽ち木や落ち葉のかげにひそみ、夜になると出歩いて菌類、樹液、朽ち木、動物の死骸や糞などを食べる雑食性の生物であったが、亜大陸の森林が焼き払われた際に砂漠の地下深くに潜り、森林の焼け跡や砂漠の砂を喰らい生き延びた。やがて特に雑食性の強い種の中から寒さや食物に困らない人間の住環境に進出する種類が現れ、邪神として激しく忌み嫌われるに至っている。


人とゴキプーリ

そのグロテスクな姿やカサカサと早い動き方からもあって一般的には忌み嫌われることが多く、「不衛生」や悪い意味での「アルセス」のような代名詞と見なされることが多いが、一方で愛好家も存在し、ペット用にさまざまな種が輸入されてもいる。


主な対処法

ゴキプーリへの対処手段は市販の薬品使用から直接攻撃まで多岐に渡る。以下にその例を概説する。


薬品などの使用

家庭内のゴキブプーリを捕獲・駆除するための商品は亜大陸西部を中心に数多く開発・発売されている。餌・誘引剤と粘着シートによる捕獲器(「ごきぷーりホイホイ」など)、薬剤が遠くまで飛ぶスプレー型殺神剤、火や水による化学燻蒸で締め切った室内を燻す殺神剤、薬剤入りの擬餌などが挙げられる。学習性の高いゴキプーリは粘着シートによる捕獲器等には入らなくなるという。なお、薬品は人体にも有害な場合が多く、使用法によっては耐性ゴキプーリが発生するおそれもある。また、ガムテープで手製の捕獲器を作ってもガムテープそのものをゴキプーリが餌として食べてしまうため、かえって逆効果である。


直接攻撃

直接攻撃はゴキプーリを目視し、またその動きを把握、予測する必要があるため上級者でも困難を伴う。ゴキプーリは非常に硬い背骨と外殻をもつため、数回たたく程度で死ぬことはない。

そのため、硬化魔術をかけた蝿叩き、スリッパ、新聞や雑誌などで直接攻撃を加えるのが一般的な対処方法の一つとして挙げられる。ただし打撃が強すぎて仕留めたゴキプリの死体が四散してしまい後始末に困る場合や、逆に弱い場合はショックで一時的に昏倒するだけの場合もあり、再度逃走することもある。また腰をかがめる必要のなさ、腕より強い力で潰せる等の点から靴を履いて踏み潰す方法も有効である。中には手で直接叩き殺したり手で捕まえてそのままちぎったり裸足で踏み潰したりする猛者(もさ)も存在するが、衛生面を考えると推奨し難い。

素手で百匹のゴキプーリを倒したものは神殺しの称号を手にするという。


魔術攻撃

ゴキプーリを駆除する魔術は、あらゆる種類の魔術に存在する。これは、ゴキプーリが世界のあらゆる場所で人類に脅威を与えているからだけではない。ゴキプーリ駆除によって、その魔術がどのような挙動を示し、どのような特徴を持ち、どれくらい実用性があるかを示す基準のひとつにもなるからだ。

例えば魔術学校では、魔術師候補生の腕や精神力がどれ位成長したかを示すよい指標になるので、ゴキプーリ駆除が魔術の実地演習によく選ばれる。

以下に魔術の例を概説する。


儀式魔術

ゴキプーリが発生する場所を中心に魔方陣(古代文字が描かれた呪文、方形でなくとも構わない)を描き、古代から伝えられた邪神抹殺の呪文を詠唱する。

下準備が面倒だが、広い範囲を簡単に覆うことができ、城郭都市では防御用の陣を張る際に追加されることがある。


意識魔術

漆黒の意思を持ってゴキプーリを睨み、全神経をもって殺意を開放する。

死ぬことは死ぬのだが、死体が四方八方にとびちり、掃除が大変である。野外での駆除に使われる。また、殺気を感じたゴキプーリが高速で逃げ回るため、動体視力も必要。


仮定魔術

ゴキプーリが家に存在しないことを演繹的に証明し、その証明を詠唱する。

幾つかの想定証明集が出版されているので、それを参考にすればさほど難しくはない。欠点は、詠唱中にゴキプーリが出現した場合失敗してしまうことと、一度失敗すると再証明が難しい点である。


マグドール魔術

ビーンズ式詠唱法と組み合わせることが前提となる。

ゴキプーリを駆除する呪文がビーンズに組み込まれたものが販売されているので、それを利用すれば、ビーンズの開放呪文だけでゴキプーリが完全に駆除できる。

亜大陸で売れに売れるため、貿易の輸出品目となっており、どこに行っても大抵品薄である。


氷炎術

氷炎術の詠唱で、ゴキプーリの半身を凍らせ、半身を焦がし、駆除する。

氷炎術を普通に詠唱すると炎と氷が逆方向に向かってしまうので、ゴキプーリ駆除を安全に実行するためには、術の指向性を変化させる高度な技術が必要になる。