我がとうそう このページをアンテナに追加 RSSフィード

高島津諦のゆらぎの神話関連ペイジです
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2007-06-14

私はMAJIだ

| 12:48 | 私はMAJIだ - 我がとうそう を含むブックマーク はてなブックマーク - 私はMAJIだ - 我がとうそう 私はMAJIだ - 我がとうそう のブックマークコメント

Nomuet Spieriaus - 『越境』

 むずかしーことは分かんないけど、松岡キヨ(94)は少女の仲間の老婆だと思うの! あと松岡奈美(47)も少女の仲間の納豆使いだと思うの! それと純白の猫ティルマフも少女の仲間のお豆腐だと思うの! それからそれから堂本俊輔(37)は少女の仲間の少年だと思うの!

homiyahomiya2007/06/15 22:31古すぎて本人も忘れてた記述が。
ていうか上井さん語り口が萌えキャラ過ぎて死んだ。

runa_wayruna_way2007/06/15 22:47何せワタクシ超絶萌えキャラ神ですから。

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2007-06-11

黄金のメシヤ

| 12:55 | 黄金のメシヤ - 我がとうそう を含むブックマーク はてなブックマーク - 黄金のメシヤ - 我がとうそう 黄金のメシヤ - 我がとうそう のブックマークコメント

 油断していた。

 森を通る細道で魔物の大群に不意を撃たれ、少女たちは孤立させられた。バラバラの五人に、それぞれ魔物たちが襲い掛かった。

 嫗が崩れる。杖と扇を駆使した防壁に、息切れが隙間を作た。彼女に死を運んできたのは、迫る魔物の波ではなく寄る年波だった。毒を滴らせた黒牙が喉元に迫り、巫女悲鳴を上げ、男の助けは遮られ、少年は叫び、少女は嫗を見詰め、嫗は自分が還るだろう星を想った。

 しかし。

「早いですよ」

 声と共に飛来したまばゆい光球が、魔物の牙をへし折った。そのまま魔物の頭に侵入し、それを破裂させる。嫗の首に注入されるはずだった毒液は彼女の革鎧に飛び散り、虚しく紫煙を上げた。

 声と光を発したのは――傍らの木立に佇む、人影?

「全く、早すぎるでしょう?」

 人影は、黄金色の衣で全身を覆っていた。しかし彼女らは、フードの隙間から見える白皙の肌を知っている。その澄んだ声を知っている。

「この香りぃ」

 トロリ、と巫女の口端から涎が垂れる。

「あなたは……」

 嫗が、恐れではなく驚きに震える声を上げる。

豆腐のオッサン!」

 少年が叫ぶ。

 現れた青年は、穏やかな笑みを含んだ声で答える。

「二つ、間違いがあります。いつも言っているでしょう、私はオッサンではなく、お兄さんです。それから――」

 咆哮。

 緊張、間隙、混乱、咆哮、樹上からの急襲、悲鳴、魔群の殺到、絶望

 微笑。

「――私は豆腐ではありません」

 人影は身を沈めた。黄金色がひるがえる。胸の悪くなる吼声と、乾いた衣擦れの音。縮緬のように細かな皺を持つ長衣が、群がる魔物たちを撫でる。一瞬垣間見えた白。魔物を突きぬけ広がる金の波動

 そして、動きが止まった。残った物は、涼やかに佇む人影と、ミイラの様になって倒れた魔物たちの屍、そして少女たち。

「そう、豆腐ではない」

 五人の視線を受け、人影がゆっくりと頭巾を外す。

「今の私は――油揚げなのです」

 誇らしげに、けれどどこか切なさを含んで、豆腐と同じ顔の彼は、豆腐と違う名を名乗った。

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