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他所から重要そうな記述を一時的にコピペする場所。

レストロオセ

古代ジャッフハリムの人。最悪の奸婦。

王妃として暴君ビシャマルに取り入り、これを堕落させて国内に悪政を敷く。王を毒殺した後は自らが王として即位し、更なる暴虐の限りを尽くした。死に際して全てを憎み、世界に対する呪いを放った。その魂と意志は死してなお人の世に君臨し、人々を不幸に導いている。

レストロオセ

古代ジャッフハリムの人。最高の聖女。

王妃として賢王ビシャマルに尽くし、これを助けて国内に善政を敷く。王が倒れた後は自らが王として即位し、国家を更なる繁栄へと導いた。死に際してはあらゆる存在の幸せを願い、世界を己の祝福で包んだ。その魂と意思は死してなお世界を見守り、人々を不幸から遠ざけている。

呪祖レストロオセや勇神カーズガンらはもともと人であったが、死後に魂が昇じて神となったとされる。一方でアルセスや透徹せしシャルマキヒュらは、最初の人が生じる以前からこの地に存在する古き神々である。この両者は強く区別して考えるべきである、というのが彼らの主張だ。

前者はあくまでも人間という種族の延長にある存在に過ぎない。こと感情面において、新しき神々の振る舞いは我々の喜怒哀楽と何ら変わらぬであろう。しかし後者は違う。古き神々は人間と全く異なる行動原理に従って存在するため、その活動の意味を我々の理屈で説明することはそもそも不可能なのである。

今ある伝説を見返すと、両者の行動原理にさほどの差があるようには思えない。古き神々の言動からも、その喜怒哀楽を十分に窺うことができる。しかしこういった解釈を、彼らは古代の語り手による脚色であるとする。逸話が伝承される中、異形で理解不能な存在に分かりやすい人格が与えられることは、たしかにありえることであろう。

古き女神シャルマキヒュは、何物をも見通す透徹の瞳を持っていた。この瞳をもってすれば箱を開けずにその中身を言い当てることは容易であるし、山の向こう側の出来事をもつぶさに眺められた。

あるときシャルマキヒュは、砂漠から来た禍々しい化け物と争った。化け物は距離感を狂わせる妖しい術を用いたので、女神は大いに苦戦した。自身の遠近感をなくすために片目を瞑っても、女神の瞳はたやすくその先を見通してしまう。 いよいよ重大な危機に瀕したシャルマキヒュは、自らの右目を己のナイフで切り裂いた。女神は片目を失ったが、もはや遠近の歪みに惑わされることはなくなった。術を破った隻眼の女神は、見事砂漠の怪を討ち果たした。

【隻眼信仰】

女神シャルマキヒュを崇める人々は、隻眼の人物を高貴な者として敬った。とりわけ右のまぶたに裂傷を持った若い女性は、ジャスマリシュの化身として大いに尊重された。彼女らは勇敢な戦士として先陣に立ち、人々を導いたとされる。シャルマキヒュの加護を受けた彼女らは天の上に目があるかのように自在に敵を捉え、大勢に囲まれても決して恐れることがなかったという。

絶対言語

言理によって完璧に定義された言語体系。そこに解釈の幅は一切存在しない。何者がいかなる文脈に用いても、表現すべき内容のみをただ一意的に伝達する。言葉の解釈や多義性、ニュアンスを巡って無駄な定義論争を繰り広げる必要のないこの言語体系において、その情報伝達効率は日常会話であっても通常言語の数十倍。ましてや詳細な理論を必要とする議論下において、その性能ははかりしれない。

その学習は困難を極め、人間が習得することは不可能に近い。片言でも扱うことができれば、それだけで神の仲間入りである。

最果ての二人】(1/4)

この世は本来、とても壊れやすく危うい均衡から出来てます。風が吹けば枝が折れ、三日も雨が降らなければそれだけで枯れちゃう超虚弱樹みたいなものです。

それでもこれまで大きな混乱も滅びもなく世界が続いて来られたのは、ひとえにみっつの奇跡がバランスよくつり合っていたおかげです。もしこの均衡が崩れれば、世界はたちどころに支えを失います。私達はあっさりと混沌の海に投げ出されるでしょう。そうなったらえらいことです。事態は言語を絶します。言語を絶するので説明は出来ませんけど、とにかくあんまり良くないことだと考えておけばいいと思います。

それではこのみっつの奇跡について、まずはそのひとつめからお話して行きましょう。

最果ての二人】(2/4)

ひとつめの奇跡について。

とある神様がいました。どんな神様かと言うと、これはもうすごい神様です。零次幽界から無限次幽界まで自由に行ったり来たりできるし、質量保存則も霊力保存則も無視し放題です。あと矛盾も許容しちゃいます。ぶっちゃけ全能です。

そんな全能の神様も昔は私達の世界に住んでいたのですが、何を思ったのかあるとき別の世界に移ることしました。別の世界に移るとはいえ、長年住んできたこの世界に愛着もあります。そこで神様は自分の力を宝石の形に凝縮し、置き土産として残していきました。

この宝石には神様の力が宿っていますから、それを手に入れた人は洒落にならない力を手に入れます。さすがに全能とは行きませんが、そこら辺の紀人紀竜を軽く負かしちゃうくらいのベラボーな紀の力です。全能の神様がどこか行っちゃった今、たぶん神話内最強です。こんなものを馬鹿な人間が手にしたら大変です。世界中大混乱、多分あっという間に人類滅亡です。まったく神様、一体どういうつもりでこんな余計なものを残していったのでしょうか。えらい人の考えることはよく分かりません。

ともかく、これが世界を滅ぼし得るひとつめの奇跡です。

最果ての二人】(3/4)

ふたつめの奇跡について。

神様の秘法が封じ込められた宝石は、とある森の木陰に転がっていました。今のところ誰も宝石の存在には気付いていないので、世界はまだしばらくの間は平穏です。もちろん、その平穏も誰かが宝石を見つけるまででしょう。宝石はめちゃくちゃ見つけにくい場所にあるというわけでもなかったので、発見されるのは時間の問題でした。滅びへのカウントダウンです。

そして宝石は、ついに人間に見つかりました。拾ったのはまだまだ成長期さなかの女の子でした。世界は滅亡しませんでした。

宝石に触れた瞬間、封じられた力の意味を女の子は完全に理解しました。ところが女の子は、その神の力を使おうとはしなかったのです。女の子は何を考えていたのでしょうか。彼女は極端に無欲だったのかもしれません。神を凌ぐ宝石の力を恐れたのかもしれませんし、それが世界を混乱に陥れると知っていたのかもしれません。単にバカだったのかもしれません。女の子にはなんかいい感じに年上の恋人がいたので、力とか世界とか別にどうでもよかったのだというセカイ系な噂もあります。とにかく、すごくラッキーでした。女の子のおかげで、世界は滅びを免れたのです。

これが世界を救ったふたつめの奇跡です。

三つめの奇跡について

女の子のおかげで、宝石の力は使われずじまいでした。とはいえ、まだまだ安心はできません。女の子が神の宝石を持っているという噂は、たちまち人間の世界に広まりました。当然、女の子を狙う連中が出てきます。女の子は世界中の悪者の標的となりました。女の子は宝石の力を小出しにして悪者を退けましたが、逃げても逃げても追っ手はやってきます。神の力を完全に解放すれば撃退は簡単ですが、世界にどんな影響を及ぼすか分かりません。そんなことでは宝石を悪用しようとする連中と同じです。女の子は悪者ではないので、宝石をあまり変なことには使いたくないのでした。女の子は徐々に追い詰められました。女の子ピンチ。つまり世界のピンチなのでした。

しかしもう駄目かと思われたそのとき、一人の青年が悪の軍勢の前に立ちはだかりました。青年は手にした槍で悪の軍勢をバッタバッタと薙ぎ倒します。青年の力は圧倒的でした。ついでに悪の首領も懲らしめて、宝石を守る青年の噂は世界中に広まりました。ついに女の子を狙う者はいなくなりました。

この青年は女の子の恋人でした。女の子の危機を知った青年は、女の子を守る力を手に入れるために紀元の槍に触れたのです。もちろん、それは言うほど簡単なことじゃありません。紀元槍に辿り着いた人間は人類史上でも数えるくらいしかいなくて、奴隷が王様になるのよりよほど難しい問題です。完全に神扱いです。しかし青年は数々の試練を乗り越えてやり遂げました。愛の力です。そして世界の中心だか世界の果てだかに辿り着いた青年は紀元槍に触れ、紀人となって神に並ぶ力を得たのでした。愛の力です。青年はついでに槍を引っこ抜いて持ち帰り、ちゃっかり自分の武器としました。これも愛の力です。こういった経緯で紀人となった青年は、その後もずっと女の子と宝石を守り続けました。宝石を手にした女の子に寿命はありませんし、それは紀人となった青年も同様です。永遠となった二人の恋人は、世界の片隅でいつまでもこの人騒がせな宝石を見守っているのでした。

こうして、神の力は事実上封じられました。今でもときどき悪者が宝石を奪おうと目論見ますが、成功することは決してありません。愛の力は無敵だからです。そして今でも、青年の愛の力によって世界の平穏は保たれているのです。愛の力万歳。

というわけで、これが世界を維持するみっつめの奇跡です。

レストロオセ死後の数百年間、これは歴史的な意味での暗黒期である。古代ジャッフハリムがその後さらに栄えたのか、あるいはすぐに滅んだのかすら判明はしていない。この暗黒期が、レストロオセに関わる真実をさらに見え難くしていることに疑いはない。ともあれ今言える確かなことは、『二大祖国』が建って暗黒期が終わる頃ジャッフハリムは既に跡形もなく、レストロオセの呪祖伝説と聖母伝説だけが両国に残っていたという事実である。

マロゾロンド

子供のように小柄な神。黒い衣で全身を覆い隠しており、その中の容姿ははっきりとは伝えられていない。ときどき暗い小道をのそのそと猫背で歩いているが、どこに向かっているのかは定かではない。この神は世界中のどこにも比較的頻繁に出没し、霊験のない人間でも一生に数度はその姿を目にすることができる。あまりにも目撃談が多いので、実は何柱もの群神なのではないかと噂される。

こちらから話しかけても基本的に反応はない。殴ったり石をぶつけたりしても同様。強い力を加えるとその勢いで地面に倒れてしまうこともあるが、すぐに立ち上がって何もなかったかのように歩き始める。ただし被った衣を剥ごうとしたり顔を覗き込もうとしたりすると、非常に強い力で抵抗される。(このとき、甲高い金切り声を上げる) また甘い食べ物を好み、差し出すと喜んで受け取ると言われる。あと何もない所でもよく転ぶ。

このように人畜無害であり、何がやりたいのかさっぱり分からないマロゾロンドであるが、不思議とその神格は高い。大神院マロゾロンドを第二位の神として奉っているし、紀人たちはこの神が通ると道を譲る。また偶然マロゾロンドと鉢合わせした《変異の三手》がこれに恐れをなし、手をその場に置き忘れて一目散に逃げ出したという逸話は有名である。

(クリープ・フェーン『神話』)

【脳内彼氏/脳内彼女

人に取り憑き、自分に恋人がいるかのように錯覚させる妖精の俗称。転じてその症状、あるいは錯覚により仮想された人格をも指す。妖精の学名はクランテルトハランス

クランテルトハランスに取り憑かれた人間は、自分の妄想する恋人について多弁となる。そのため大抵はすぐ周囲の人間に気付かれ妄想を指摘されるが、本人は決してこれを認めようとしない。また妄想の人格が強い整合性と個性を持つことも稀にあり、この場合は周囲もそれが妄想であることに気付きにくい。

この症状の治療法は主に二つが知られる。現実の恋人を得て妄想を払拭する方法(マキスティーン法)と、年の近い同性の親友と土手や夕日をバックにどつき合って友情を確認する方法(カルトス・クランディエル法)である。特に後者の方法は、クランテルトハランスだけでなく様々な霊的精神疾患の治療に対して有効である。

また強く願えばクランテルトハランスが妄想人格の姿となって顕在化し本当の恋人になるという俗説もあるが、そんな現象は当然ただの都市伝説であり、嘘っぱちである。

ケールリング人間観

人間は弱者である。人間は野を這う魔獣になす術なく蹂躙され、竜によって理不尽に殺戮され、神々によっては容易に滅ぼされる。人間はこれら脅威に抵抗することなどできはしない。

数度に渡る地獄解放事件を見るがよい。当時の我々にできたのは、同胞が異形の存在によって喰い散らかされるのを物陰に隠れてただ見守ることだけであった。今の平穏だとて、決して人間が勝ち取ったものではない。ただ竜や神が人間に興味をなくし、たまたま今その脅威の矛先を向けていないに過ぎないのだ。連中がその気になれば、人間の命運など十日やそこらで尽きるだろう。

人間は真の力に対して無力である。己の住処でただ静かに身を潜め、次の標的とならぬよう運を天に任せ祈るのが人間に残された最も賢いやり方である。

ヨンダライト人間観

人間こそが、この世界にあって至上の存在である。魔獣も紀竜も神々も、遂に人間によって退けられた。我々の知恵と結束と勇気をもってすれば、いかなる存在にも我々の存在を断つことはできないのだ。

たとえば神々の時代より残された数々の遺跡について考えよう。永遠に未踏の地と言われたそれらの遺産を、いま我々人間は次々と踏破している。紀の宝玉を手にして世界の命運を握るのは、人間の中でもっとも無力であるはずのたった一人の娘に他ならない。度重なる地獄解放においても、我々はその全てを自らの力で退けてきたではないか。

人間は異形を調伏し、竜に打ち勝ち、神をも越えた。今後いかなる困難が人間を襲おうとも、我々はその貪欲な生命力をもってこれを克服し、征服することだろう。今や世界の頂点は、我々人間そのものである。

エクリーオベレッカ

浮遊城。大空魔殿。

神と人が近しく生きていた頃に建てられた巨大な遺跡。《睥睨する耀神》の居城であったとされる。毎年空の決まった軌道を周回するが、その間の一日だけは『渡しの峠』と接して大地と通じる。

今では当然住む者もなく魔物の巣窟となっており、侵入の困難さから幻の秘境として扱われる。財宝と古代の秘密を求めて侵入するものは後を絶たないが、城内で一年を過ごして帰還したものはいない。生還者は城が地上と繋がっている内に日帰りした者がせいぜいだが、内部が巨大すぎるためたった一日ではまともな探索をすることも出来ない。アルプテギンの組織した探検隊をはじめその秘密を探ろうとした者は数知れないが、いまだかつてその収穫は伝えられていない。

《睥睨する耀神》を信仰するものはこの遺跡を聖地と崇める。この場所で最後を迎えることを無上の喜びとし、死期の近い敬虔な者は進んで城内へ入り込む。また彼らの日に一度の礼拝は常にこの大空魔殿の方角であり、城の移動にあわせて少しづつ向きを変える。

まあ、そのあたりはロロフゥの記述を読んでもらえればおおよそ理解してもらえるでしょう。彼ら一族の出自とは、つまりこうです。かつてビシャマルの時代、ジャッフハリムの辺境に強力な術を操るいち部族がありました。水と炎を操り、大地の恩恵を受けた者たちです。彼らはレストローセによって迫害されるか何かして、地の底に追いやられました。実はあの辺りには神の時代の遺跡がありましてね、それは洞穴寺院の奥深く、地底都市という形で大地の下に広がっていたのです。彼らは隠し岩戸の入り口から逃げ込んで、幾年に渡る地底生活に入ったというわけです。一族は光のない生活にもすぐに適応しました。彼らは元々その地底都市に住んでいた精霊と因縁があったようでして、つまりは先祖返りと言えなくもなかったわけです。

莫大な月日が過ぎて、地底都市への入り口は再び開きました。地下にあったのは、かつての姿と全く変わることのない神威なる大遺跡です。例の部族はそこでずっと生きながらえていましたが、この巨大な遺跡を支配するにはいかんせんその数が足りなさ過ぎます。今では地下へと続く入り口を見張りながら、ときどき地上に出たりしつつも己らの聖地を守る門番となっているわけです。

威力神】(セラティス/セラテリス/セルラ・テリス/セルル・ア・テリス)

義理堅い幼女。

【人類について】

「実際に唱えられることは遂になかった」……とあるが、これは真実ではない。【人類】の秘密に迫り、今にもその手に掴もうとしていた魔術師がこぞって謎の失踪を遂げていること。これはひとつの大きなヒントにならないだろうか。思い出して欲しいのは、【人類】という魔法が、その名のとおり「人類全てに影響する」術であることだ

【大怪盗クラララリア

世紀の女大怪盗、神の早腕クラララリア。この世の中で盗めぬものはなし。宝や心のみならず、技も真理も盗み放題。キメ台詞の「あなたの幸せ、ちょっぴり私に分けてください」で吝嗇富豪もたちまち虜。彼女に盗みに入られることが社交会ステイタスにすらなりました。

時代的にはエルヌールとかオルザウンとかあの辺りだと思います。

神々の図書館

 ある者はそこから【人類】の秘法を持ち帰り、ある者は最強の呪文の手掛りを得た。

 またある者はカラスの白さを称えた詩を読み、ある者はカラスが赤いことを証明した論文を読み、ある者は単にカラスが黒いという記述を読んだ。

 ある者が読んだのは白さの詩に対する書評であり、またある者が読んだのは赤さの証明と同じ手続きで他の色でもある結果を導き出せるという指摘であり、またある者が読んだのはカラスが黒いと書かれた本が虚偽であるとの証明である。

 そこに納められた知識は無限であり、人間の持つ真偽の判断などは価値を持たない。つまり、この図書館は、読む者が既に知っていることしか教えてはくれないのである。

 神々の図書館は館の形をせず、その蔵書もまた書物の形をとらない。図書館とはこの世界であり、本とは言理の妖精である。