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ケールリング人間観

ケールリング人間観

神や竜が闊歩するこの世界の中にあって、人類は怯える弱者以外のものにはなりえないとする思想。ケールリング・ヨヅによって提唱された。(⇔ヨンダライト人間観)

 人間は弱者である。人間は野を這う魔獣になす術なく蹂躙され、竜によって理不尽に殺戮され、神々によっては容易に滅ぼされる。人間はこれら脅威に抵抗することなどできはしない。

 数度に渡る地獄解放事件を見るがよい。当時の我々にできたのは、同胞が異形の存在によって喰い散らかされるのを物陰に隠れてただ見守ることだけであった。今の平穏だとて、決して人間が勝ち取ったものではない。ただ竜や神が人間に興味をなくし、たまたま今その脅威の矛先を向けていないに過ぎないのだ。連中がその気になれば、人間の命運など十日やそこらで尽きるだろう。

 人間は真の力に対して無力である。己の住処でただ静かに身を潜め、次の標的とならぬよう運を天に任せ祈るのが人間に残された最も賢いやり方である。