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2007-12-24

[][][]クリスマスのクラニス クリスマスのクラニス - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - クリスマスのクラニス - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) クリスマスのクラニス - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

/1

雪が降る道をどこへともなくふらふら歩く。きらびやかなイルミネーションもどことなくよそよそしく感じられるのは、また今年もひとりだからだろうか。ポケットに入れたケータイの、着信数は0件で、あいつからのメールも届かない。せっかくのホワイトクリスマスも、あたしにとってはただ寒いだけ。溜息をつくと、白い吐息が暗い空へと上がっていった。

あたしがこんなに寂しいのは、ここがあたしの居るべき場所でないからなのだろう。物心ついたときから、あたしは自分がそうしたものだと知っていた。クラニス。あたしの本当の名前。どこか遠く、ここでない場所に居る71人の不思議な姉妹のひとり。それは胸の中で固い確信になっていて、そうしたものだと当然のように受け入れているのに、誰もそれを信じてくれない。語るたびに人に笑われ、気味悪がれ、遠ざけられて、いつのまにかひとりぼっちになることを繰り返した。だからあたしは、誰にもそれを語らなくなった。ひとりぼっちでいることは、自分を偽るよりつらいことだから。

そうしてからは友達もできた。自分を偽り隠して、上辺だけを取り繕えば、案外どうにかなるものだ。だけどそんなのが本当の友達といえるのだろうか。あたしはそんな疑問を押し殺して、無理に笑ってごまかしてきた。そうしていると彼氏もできた。あいつはがさつで鈍感だけど優しい奴で、あたしにとってはかけがえのない存在だった。だからうっかり秘密を漏らした。あたしはクラニスキュトスの71姉妹のひとり。いつかどこかにいるほかの姉妹たちが、あたしを迎えにくるんだと。

あいつは怪訝そうな顔をして、あたしの話を呑み込んだ。そして云った。「俺には良くわからない」と。それからあいつはよそよそしくなった。廊下で会っても目をそらすし、ケータイにもメールしてくれなくなった。

ああ。あいつにもわからないんだ。そうなんだ。うっかりしてた。これは誰にもわからないこと。あたしだけの真実で、よそから見れば多分妄想。夢と現の狭間のエアポケットにあたしはいて、そこから出ることは叶わないんだ。そう思うと、なんだかとても泣きたくなって、あたしは顔をうつむけた。

「どうしたの、そんな悲しい顔をして」

突然声を掛けられて、あたしは驚き振り向いた。そこにいたのは、髪を赤く染めたあたしと同じ年頃の男の子。きれいな顔に微笑を浮かべて、楽しそうに語りかけてくる。

「こんなところでぼうっとしてたら風邪引いちゃうよ。どうせならぼくとお茶でもしない?」

これがナンパというものなのかな。初めての経験にあたしは戸惑う。でも、その男の子が何故か他人でない気がして、あたしはおずおずと頷いた。

/2

暖色の明かりに包まれた喫茶店。店の真ん中には大きなクリスマスツリー、壁際に掛かるクリスマスリース。あたしと男の子はふたりして窓際のボックス席に。周りの席は男女のカップルばかりで、あたしたちも周りからはそう見えるんだろう。

ショートケーキとコーヒーを注文して、一息ついたところで、男の子が云った。

「クリスマスの本来の意味を知ってるかい?」

「そんなの知ってる。イエス・キリストの聖誕祭でしょ」

そう応えたら、男の子はくすくす笑った。

「それはね、キリスト教がヨーロッパに広がってからのことさ。それより前から、この季節にはかならずお祭りをすることになってたんだ」

「へえ。それは知らなかった。どうしてなの?」

「この季節は1年で1番日が短くなる頃だろ? ちょうど昨日は冬至だったよね?」

そういわれればそうだった。あたしは頷く。

「昔の人々は日の長さで1年を決めてたんだ。だから、冬至の季節には1年の過ぎ越しの祭りをしたのさ。今年は1年頑張ったって自分をほめてあげて、新しい1年はいい年になりますようにって、願いを込めてね」

「へぇ、そうなんだ――」

と、納得してから、ふと気持ちが暗く沈む。クリスマスが過ぎ越しの祭りなら、あたしの今年は本当に最悪の終わりだった。そして多分、次の年も同じように始まって、同じように終わるのだろう。例えそうでないとしても、あたしは自分をごまかし続けて、張り付いた笑顔の下で少しずつ磨耗していくのだろう。あたしがクラニスであることを止めない限り。姉さんたちが迎えに来ない限り。そして――そんなときは、きっと、最後まで来ない。

「どうしたの? 泣いてるの?」

少年が怪訝そうに聞いた。あたしははっとして顔を上げた。気がついたら頬を涙が伝っていた。あたしは恥ずかしさの余り小さくなる。どうしよう、いきなり泣き出したりして、変な子だと思われなかっただろうか。きっと思われたに違いない。あたしはどうしていつもこうなんだろう。そんなことを思ってまた泣きたくなるのを我慢する。

「悲しいことがあったんだね。話してごらんよ。過ぎた年のことはここで落とすのが慣わしなんだから」

男の子がそういうと、あたしの中で何かが切れた。涙がぽろぽろこぼれてきて、堰を切ったように止まらなくなる。泣きじゃくりながらあたしは話した。クラニスのこと。臆病で嘘つきなあたしのこと。そしてあいつのこと。初対面の、何も知らない相手に、あたしはまるで昔からの知り合いであるかのように、一切合財話してしまった。

あたしの話を聞き終えると、男の子は云った。

「大丈夫だよ。彼は君のことを嫌ってなんかいない。ただ少し戸惑っているだけさ。だから気にしなくていい」

「本当に? あたし、こんな変な子なのに。頭がおかしい子なのに」

すると男の子は真顔になった。

「君は別におかしいわけじゃない。それはぼくが保証するよ」

あたしは頭を振って大声を上げる。

「そんなこといって! どうせあたしの話にあわせてるだけなんでしょ?」

男の子はあたしの目を見つめ、静かに云う。

「違う。自分の名前にかけて誓う。その証拠に、きみしか知らないはずのことを云ってあげよう」

そして彼はあたしの耳元でささやいた。あたしの姉妹の長姉の名を。

「うそ――なんでそれを知ってるの。誰にも話したことなんてないのに」

呆然とするあたし。彼は一体何者なんだろう。どうしてそんなことを知っているのだろう。

「だから云ったろう。ぼくは真実を話している。君はクラニスキュトスの姉妹の66番。それに一切の間違いはない――間違っているのは世界と、そして、たぶん、ぼくだ」

男の子は告げる。さっきまでと全く違った、厳粛で、そしてどこか後悔しているような感じで。

「あなたは、いったい、誰?」

恐れと戸惑いを感じながら、かろうじて喉から搾り出した問いに。

「ぼくはアルセス。きみたちがそうなる原因を作った、張本人さ」

苦い笑いを浮かべて彼は応えた。そして言葉を続ける。

「ここは本来の君の場所じゃない。そして、誰も君を本来の場所に戻すことはできない――車輪の女王、ヘリステラの力をもってしても、この辺土に訪れて、君に手を差し伸べることは無理だろう」

あたしは叫ぶ。

「なら貴方が連れてって! ここに来られるなら、連れて行くのもできるでしょう!!」

もういやだ。誰にも信じられずにひとりでいるのも、取り繕った嘘を吐き続けるのも、真実を語って遠ざけられるのも、全部、全部! だけど男の子はかぶりを振った。

「残念だがぼくにも無理だ。ここに出入りできるのは、ぼくの力ではひとりが限界なんだ」

「そんな――」

あたしは高い場所から突き落とされたような気がした。全てが失われていく虚無感に、うつむいて縮こまって耐えるしかない。そんなあたしを、男の子は哀れむような目で見ていた、ような気がする。

ややあって、男の子はいった。

「だけど――最初に云ったように、きみはひとりじゃない。きみには――彼がいるだろう?」

その途端、ここ数日鳴らなかったケータイが、明るいクリスマスソングを奏でた。

/3

『ごめんよ。俺、あの時どう応えていいか判らなかったんだ』

ケータイから聞こえるのはあいつの声。がさつで鈍感で、だけど優しいあいつが、不器用にあたしに話しかけてくる。

『でも――俺はずっと考えてて思ったんだ。おまえがなんであっても、おまえはおまえだ。だったら――おまえが何だって、俺は構わないよな?』

あたしは黙ってその声を聞いている。

『だからさ。せっかくのクリスマスなんだし、云うよ――』

そこであいつは言葉を区切り、

『俺は、おまえが好きだ。おまえがなんであろうと、好きなんだ』

そう、はっきりと云ってくれた。

「――ありがとう」

あたしの声はか細くて、とても嬉しそうには聞こえなかったかもしれない。だけど。本当に本当にうれしくて、あたしは涙をこぼしてしまった。

『おい、大丈夫かよ。泣くなよ。俺がついてやるからさ。おまえ、今どこに居るんだ? 今すぐそこに行くよ』

「ありがとう――ありがとう――」

あたしはそう繰り返す。それしか応えを知らなくて。それしか声にならなくて。涙がぽたぽたこぼれるたびに、あたしの胸にわだかまっていた苦しみが解けて外へと解放されていくような気がした。

そんなあたしの背に、男の子が声を掛けた。

「メリークリスマス、クラニス

振り返るとすでに男の子の姿は消えていた。だけど、あたしは応えた。

「メリークリスマス、アルセス

あたしはもう迷わない。だって、あたしはもうひとりぼっちじゃない。あたしはクラニスキュトスの姉妹の66番目。そして、この世界で生きていく、ひとりの人間。それを彼は教えてくれたのだから。

2007-12-21

[][]さすらいの吟遊詩人デュオ・砂と布巾 さすらいの吟遊詩人デュオ・砂と布巾 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - さすらいの吟遊詩人デュオ・砂と布巾 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) さすらいの吟遊詩人デュオ・砂と布巾 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:3(+2)

神経反射:4(+2)

知力:2(+1)

スキル

#水鏡の盾 〔リフレクション〕

霧の防壁 〔シールドミスト〕

陥穽 〔スキルエンスネア〕

安らぎ 〔レスト〕

斬撃 〔スラッシュ〕

スキルパターン

A:地水風風(+水水)

B:剣剣水風(+地風)

C:水水水水水水

プラン

1:霧の防壁は5Lv未満では能動展開維持。剣技は報復・沙羅双樹・霧の防壁を構えている相手には使用しない。

2:基本スキルパターンをAとし、戦闘3ラウンド以降、パターンBに。5Lvでは最初からパターンCで安らぎを使用しない。

#3:戦闘した相手が財宝を持っている場合、その逃走方向に移動する。

成長

1点目:神経反射+1。スキルパターンA、Bに「水」を追加。

2点目:神経反射+1。スキルパターンA、Bに「水」を追加。

3点目:知力+1。プラン3を追加。スキルパターンCを追加。

4点目:体力+1。

5点目:体力+1。「水鏡の盾」を習得。

設定

吟遊詩人デュオ。砂がボーカルで布巾がギタリスト。宇宙的恐怖すら感じさせる音痴と冒涜的なギターテクのためか、歌では一銭も稼げず、主に魚釣りをしてその日暮しで生きていた。しかし魚が公害汚染で絶滅したため、ここ3日間、水とプランクトンしか口にしていない。迷宮には食い物を探すためふらふらと彷徨いこんだ。

秘技「オートエンドレスリフレインリターンリバースリピート」は、チューンのずれたギター(フライングV)で同じフレーズばかりをスラッシュして聞き手の神経を蝕むもの。出会ったものにはこれを聞かせて食い物をねだり、食い物をくれたら返礼としてこれを聞かせる。どのみち聞かされるほうはたまったものではない。また、演奏中に興が乗ると周囲のものをフライングVで殴りつけ始める。とにかく危険である。

「でんでろでんでろでんでんでんでんでんでろでんでろでんでんでんでん♪」

「やめろーッ同じフレーズばかりで気が狂うーッ!!」

メモ

「これちょっとやばくね?」「やばいかも」

元ネタ

トーベ・ヤンソン「ムーミンシリーズ」

ながいけん「ムーミン谷の攻防」

2007-12-17

[][]赤槍騎士団のパラドックス問題について 赤槍騎士団のパラドックス問題について - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 赤槍騎士団のパラドックス問題について - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 赤槍騎士団のパラドックス問題について - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

赤槍騎士団が時空を超える騎士団である以上、タイム・パラドックスの問題はついて回るのだけど、これについては多世界解釈を用いることで無矛盾となります。具体的には以下のような感じ。

A→B→C→Dと流れる時間線で、Bで生まれた赤槍騎士団員がC、Dで活動した後、Aで死んだら、Aで「赤槍騎士団員の死」Bで「赤槍騎士団員の誕生」C、Dで「赤槍騎士団員の活動」が観測できる。

「B:赤槍騎士団員の誕生」を阻止した場合、そこで時間線が分岐して、A'、C'、D’の時間点では、赤槍騎士団員は存在しないが、分岐前の時間線A、C、Dでは存在し続ける。みたいな感じではないかと。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1182212851/475

ただ、赤槍騎士団員の生まれた時間線自体が【大長虫】による捕食その他の理由で消滅した場合、遡及効果で赤槍騎士団員も消滅してしまうのですが、これについてはパンゲオン宇宙のフラクタル性を利用したホログラフィック・メモリー理論を用いることで対処しようかと。つまりは、パンゲオン宇宙に存在するある事象は、パンゲオン宇宙全体にホログラフィックに刻印されている要素の集合が顕在化しているものであり、その一部が欠損しても、他の部分にある刻印された要素によって補完されるがゆえに、存在し続けられる、というような感じで。

なんか無限をもてあそぶと頭がおかしくなるというのが実感できる内容になりましたが、まあそんなところでいかがでしょうか。

[]もにょ もにょ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - もにょ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) もにょ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

赤槍騎士団の団員を募るスレ、とか立てても需要はあるのかなあ。

homiyahomiya2007/12/18 10:23いっそ赤槍騎士団グループとか作ってみてはどうでしょうか

crow_henmicrow_henmi2007/12/18 22:26グループまで作るとかなり孤立した感じになりそうなのでちょっと怖いです。

AiraAira2012/02/15 14:29That's the smart thinking we could all benieft from.

uxwgrvdyepuxwgrvdyep2012/02/17 00:24vTXGw8 , [url=http://rjdakjntejzm.com/]rjdakjntejzm[/url], [link=http://gtjbjqyjvetc.com/]gtjbjqyjvetc[/link], http://efrgjzkqdbrt.com/

rxmegbytrxmegbyt2012/02/18 02:411cPEUm <a href="http://lzaxsxeclprz.com/">lzaxsxeclprz</a>

2007-12-15

[][]百年迷宮の魔女アステリア・TCGバトルロワイヤルプレストーリー 百年迷宮の魔女アステリア・TCGバトルロワイヤルプレストーリー - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 百年迷宮の魔女アステリア・TCGバトルロワイヤルプレストーリー - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 百年迷宮の魔女アステリア・TCGバトルロワイヤルプレストーリー - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

/1

長い名前の人間は死ね! なんたる理不尽な根源衝動にして戦闘原理だろうか。その不条理に捕捉され、アステリアと精霊は業火の中に包まれた。

「こんなところで、こんなに理不尽に力尽きるなんて……ッ」

アステリアは業火の苦痛と、それに勝る心中の無念に身も焦がれる思いであった。

「しかたがないのです。またリセットしてやりなおせばいいだけなのです……」

精霊の応えにも力がない。それがただの気休めにもならない、さらなる苦難の延長にすぎないことを理解しているためである。

「納得いかないッ! ここまで百年、全ての選択肢を過たず、リスクを完全に制御して、やっとたどり着いたのに、こんなランダムイベントで理不尽に巻き戻されるなんて許せないッ!!」

アステリアは崩れ行く自らの肉体を振り絞るようにして叫ぶ。

「神よッ!! いるなら返事しろ!! なぜこんな苦難を私に与える!!」

すでに手足は燃え尽き、身に潜めた魔力のみが上半身を守るに過ぎない。しかしそれでもアステリアは叫ぶ。

「苦難を与えるなら、勝機も与えろッ!! 不運を与えるなら、幸運も与えろッ!!」

胸も肩も焼け落ち、ただ首だけが残る体で、なお声にならない叫びを上げる。

「この世の均衡と秩序とやらを、この私に見せてみろ! 神よ!」

そしてアステリアは業火の中に灰となって崩れ落ちた。

/2

再びアステリアが目覚めたとき、そこはまったく身も知らぬ空間だった。無数の薬棚と実験道具、そしてグリモアが並ぶ壁。いずれ名のある魔道士の居室だろう。しかし、それは彼女の「過去」において見てきたどの風景とも異なっていた。そして――寝台に横たわる彼女を見下ろす、ふたつの人影。一方は嫣然とした微笑を浮かべる、妖艶な魔女。もう一方は、魔女に比べればまったく特徴のない――あえていえば不精さが目立つ眼鏡の女。しかし、いずれも巨大な魔力を隠そうともせず周囲に放っていた。その煌きは、眼鏡の女のほうが強い。

そして、最初に口を開いたのは、その眼鏡の女だった。

「神を試すとはなんとも豪胆な娘ね。気に入ったわ」

「あなたは――いったい?」

眼鏡の女の背負う強大な魔力の光背に気圧されながらも、かろうじてアステリアは問う。眼鏡の女は何気なく応えた。

「あたしはアハツィヒ・アイン。主なるアルセスの娘にして、森羅万象の攻め受けを司る、まあ、紀神、かな?」

紀神! 強大な力を持つ召喚士として生まれ、ノエレッテの呪いを受けて百年もの主観時間を生きてきたアステリアも、紀神と遭遇するのは――ましてやそれに話しかけられるのは初めての経験だった。主神アルセスや戦神セルラ=テリスには及ばないマイナーな神格とはいえ、目前に居るのはまぎれもない神の眷属。アステリアは畏怖し、驚愕し、言葉を失った。

「アハツィヒ様。少し驚かせてしまったようですわ」

魔女がアハツィヒに向かって云った。アハツィヒは頭をぽりぽりと掻きながら、魔女に向かって応える。

「あー。なんか最近付き合ってる人間はみんな不感症だから、神とか云っても冗談くらいにしか思わないんだよね。だからうっかり云っちゃった。この世界線では一応あたしでも権威らしきものがあるんだって忘れてたわ」

確かに、全く神らしくない。威厳というものがかけらもない。ただの、そこらにいる地味でがさつな女にしか見えない。むしろ、魔女のほうがよほど「それらしさ」を備えているだろう。ようやく驚愕から立ち直りつつあったアステリアがそこまで考えたところで、アハツィヒは彼女に向き直った。

「で、あんたがあたしを試すようなことを云ったから、気まぐれで拾い上げてあげたんだけど、よけいなお世話だったかしら?」

「――拾い上げた?」

まだ完全に思考能力が戻っていないアステリアは、そう鸚鵡返しに問い返すのみだ。

「そう。あんたがノエレッテの《ゲーム》でバッドエンドを迎えて、巻き戻しに入るところに介入して、この時間線に拾い上げたってこと。星見の塔トーナメントの直前にね」

「まあ、実際に拾い上げたのは私なのですけどね。アハツィヒ様自体は時空構造線に干渉できないのですから」

アハツィヒと魔女が云うその内容を咀嚼して、アステリアはようやく自分が「リセット」の窮地を脱したことを知った。強烈な安堵と感謝の念が沸き起こる。それを見て取ったアハツィヒは、一転して厳しい表情でアステリアに告げた。

「おっと。ありがとうとか云われる筋合いはないからね。あんたが神を試したように、神もあんたを試す権利がある」

「――それは、一体?」

恐れと疑惑を覚えつつ、アステリアは問う。

「あんたは星見の塔トーナメントに行って、もう一度あのノエレッテの閉鎖空間で戦うんだ。そして、それを勝ち抜いて来い。それができなきゃ、あんたはそのまま《ゲーム》の虜。いつまでもぐるぐる回っているがいいさ。でも、もし勝ち抜いたら――」

ノエレッテと交渉して《ゲーム》を終わらせてやる。神の権威と公正を、身を持って知らしめてやる。アハツィヒは確かにそう云った。

「やります! やらせてください!」

余りにも魅力的な条件だった。アステリアは身も蓋もなくそれに飛びついた。アハツィヒは苦笑いを浮かべると、アステリアに云った。

「現金なもんだ。だけど今のあんたじゃ、何度やっても勝機はない。勝機をよこせといったね? くれてやるとも――システィーナ、例のものは用意できてる?」

システィーナと呼ばれた魔女はアハツィヒに応えた。

「勿論です――ではアステリア。貴方に問うけど、これは一度交わしたら消えることのない契約。いえ、むしろ呪詛というべきもの。これを交わしたら、貴方はふたたび元の貴方に戻ることはない。貴方の振るう力は全て赤き血に塗れ、貴方が契約を交わした精霊もまた血に飢えたそれとなる。血塗られた殺戮の魔女。それが貴方の宿命となるのだけど――それでもいいかしら?」

システィーナの問いは酷く重いものだったが、アステリアにとってはそれすらも《ゲーム》の呪縛よりはるかに軽かった。

「ええ。それで勝機が得られるのならば、たとえ悪魔にでも魂を売ってみせる」

「それこそ神を試したものにふさわしい態度よ。嘉するべきね」

システィーナは微笑みを浮かべたまま、アステリアの胸元に指を這わせた。じっとしているように、と告げると、その赤い爪先を、アステリアの胸に沈み込ませていく。たちまち血が溢れ、薄絹を濡らし、寝台へと滴り落ちていく。不思議と痛みはない。ただ、爪が胸の奥深くに沈み込んでいくと共に、そこから熱い塊が生まれ、全身へと広がっていく感覚を覚えた。

「森羅万象の攻め受けを司る紀神アハツィヒ・アインが命により、赤槍騎士団が2位、赤き月の眷属、赤き爪のシスティーナの名において、時迷宮の魔女アステリアとの契約を締結す。この赤き爪宿りし者に、我等が真祖の恩寵を与えん。真祖の恩寵は赤き月の恩寵。真祖の恩寵は赤き血肉の恩寵。その魂と血肉の全てに、我等が真祖の真紅の恩寵を与えん――」

システィーナの詠唱と共に、意識が書き換えられていく。莫大な量の定言命令と論理式がなだれ込む。魂の初期化。魂の座に位置する根源衝動の書き換えと、それによる存在定義の更新。システィーナの恩寵が、アステリアを侵食していく。それは殺戮本能。敵の血肉を喰らい、啜り、自らの血肉とせんとする赤い狂気。そのおぞましさにアステリアは悲鳴を上げようとした。だが、声を出すことすらままならぬ。既に全身に及んだ契約の力が、彼女を縛り、支配しているのだ。視界が真紅に染まる。理性が獣性に駆逐される。そして、自らの意識が途切れようとする瞬間、アステリアは獣の咆哮を聞いた。それが自らの喉から出ているものだと意識することなく――。

やがて再び眼を覚ましたとき、全ては終わっていた。あれだけ溢れた血の跡は欠片も残っておらず、システィーナがアステリアを覗き込んでいる。

「どうかしら、我等が赤き月の一族として生まれ変わった気分は?」

視界は赤く染まっていた。全身が熱く煮えたぎっていた。血に飢えた獣の殺戮衝動が胸中で荒れ狂っていた。それを押さえ込むのに精一杯で、アステリアは声を発することすらできなかった。その様を見て、システィーナは会心の笑みを浮かべた。

「その調子なら大丈夫よ。貴方は貴方の自由意志で力を使える。獣を押さえ込むことができる。だけど――」

貴方は一生、その獣と共にあり続けるのよ、と、システィーナは云った。その口元には、鋭い牙が光っていた。

/3

「で、なんであの子に与えた力がアレなわけ?」

アハツィヒはシスティーナに問う。システィーナがアステリアに与えた力は、確かに強いが、絶対的といえるほどではない。手練の戦士相手には通用しないだろう。彼女はそう読んでいた。

システィーナは嫣然と応える。

「局面の攻め受けを変換したいという貴方の願いに応えたまでですよ。それ以上でも、それ以下でもありません」

アハツィヒは眉をわずかにひそめた。

「――なるほどね。別にあの子が勝ち抜かなくてもいい、そう考えているわけだ」

この魔女め。つくづく根性が捻じ曲がっている、と、アハツィヒは思う。あの哀れな娘を更なる試練に突き落とし、もてあそぶことにしか興味がない。不快さが募る。その顔色を窺ってか、システィーナは怪訝そうにした。

「意外です。貴方こそ、局面の攻め受け以外に興味はないと思っていたのですが」

「ああ――そうね。だからこそ、気に入らないんだけど」

アハツィヒの求める攻め受けの調和とは、万物が攻めでありながら同時に受けでもありうる構図。陰陽両儀から発し四象を生じて八卦に至る壮大な攻防一体の曼荼羅。その鬩ぎあいの中に宇宙は常に生成消滅し、安定してあり続ける。であるからこそ、過大に「受け」を背負わされ、それゆえに魂からの叫びを上げたあの娘に、それに応じた、強い「攻め」の機を与えたかったのだ。だというのに、この魔女は。

「――では、私を罰しますか? 私は主神アルセスの忠実な僕。その娘である貴方にも逆らうつもりはありません」

システィーナはしおらしく問うた。しかし、その唇には笑みが浮かんでいる。慇懃無礼な態度に苛立って、アハツィヒは刺々しく応えた。

「父アルセスの忠実な僕に私が罰を下す? それこそありえない。魔道士が言葉をもてあそぶものではないわ」

それに、アハツィヒは「賞罰を与えるもの」ではない。あくまで「攻め受けを司るもの」にすぎない。システィーナの台詞は、それを読みきってのものだ。そして、その駆け引きを――策謀と呪詛をこととし、獣性をもてあそぶこの女の性質を厭わしく思いながらも、アステリアへの救いの手として彼女を選んだのはアハツィヒ自身だというのも、また事実だった。だから彼女は溜息交じりに呟く。

「まあ、いいさ。少なくとも、アステリアは機会を手に入れた。あんたの介入によって。それをどう用いるかは、彼女次第だろうね」

「――無事に勝ち抜くといいですわね」

システィーナはくすくすと笑う。永劫線を渡り、見通す術を手にしたこの魔女には、次なる戦いの経緯すら見えているのだろう。【紀】性を持つがゆえに、全ての可能性を見る反面、ひとつの線的時間軸内での経緯を見ることは、アハツィヒには不可能だ。しかし魔女にはそれができる。彼女の【眼】――そこにはどのような結末が写っているのか。問おうとして、アハツィヒは止まった。そこまで関わることではない。所詮は気まぐれに過ぎないのなら、自分もこの魔女のようにあればいいのだ。いいはずなのだ。

だが――数多の世界線で人間に触れすぎたアハツィヒには、そこまで割り切ることはできそうになかった。

JulianirJulianir2012/08/14 18:06Please teach the rest of these internet hooligans how to write and resacerh!

apqvdyatapqvdyat2012/08/15 00:13atp3fu <a href="http://jcrnzloggzmm.com/">jcrnzloggzmm</a>

fzghxtomriwfzghxtomriw2012/08/16 14:07bIjgYz <a href="http://wrlgzpzqntnq.com/">wrlgzpzqntnq</a>

oqgjanokvboqgjanokvb2012/08/17 02:476cRLGK , [url=http://hetzotqqiwxh.com/]hetzotqqiwxh[/url], [link=http://aoqhoppdqkyv.com/]aoqhoppdqkyv[/link], http://dbpzrtoasavs.com/

2007-12-14

[][]野試合リハーサルプレストーリー 野試合リハーサルプレストーリー - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 野試合リハーサルプレストーリー - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 野試合リハーサルプレストーリー - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

怒号、罵声、振るわれる拳と剣。混沌と暴力の巷と化した観客席の中を潜り抜け、一散に駆け抜けるひとりの少女がいる。小さな身体に見合わぬ大きな呪具を身に纏い、巫女の徴である文身を半ば顕にしたあられない格好で走る姿は、年若き召喚士のそれだ。

走る彼女の耳元で、精霊がささやく。

「あうあう、このままだとまたバッドエンドなのです」

「判っているわ。だからできるだけ遠く離れないと。こんな分岐点でもない場所で野垂れ死にするのはごめんよ」

応える少女の口調に年相応の稚さはなく、どこかすさんだ雰囲気を漂わせている。

「これもあの魔女の仕業なのでしょうか?」

「いや、これは偶発的なもの。あの魔女ならこんなつまらないイベントを仕込んだりしない――」

精霊の問いに少女が応えた瞬間。

観客席に激震が走ると共に、一帯がまぶしい光に覆われた。

「――い、いったい何が!?」

「あうあうあうあう!!」

少女と精霊はなすすべもなくその中へと巻き込まれていく。やがてそれらが収まった後、ふたりは自分たちがまったく身も知らぬ空間に浮かんでいることに気づいた。柔らかい光に包まれた、巨大な伽藍状の空間。そのあちこちに、先ほどまで騒いでいた観客たちの姿が見える。

「あうあう……どうやらここは閉鎖空間のようなのです」

周囲に注意を払っていた精霊が結論を出した。少女は眉をひそめ、辺りを窺う。

「――ノエレッテの悪戯ね。あいつ、今度は何を企んでるのかしら」

そうつぶやいた瞬間、全くの死角から声がした。

「企んでるとは人聞きが悪いわねぇ」

少女が振り向くと、そこにはキュトスの魔女のひとりが、忽然と姿を現していた。

ノエレッテ!」

少女――召喚士アステリアはノエレッテを睨みつける。視線で人が殺せるならば、キュトスの魔女とて唯ではすまないほどの殺気を乗せて。だが魔女はそれを悠然と受け流し、ケープのすそを引き上げて、悠然と挨拶をしてみせた。

「お久しぶりね、アステリア。貴方の主観時間では721万5百15秒ぶりかしら」

「おかげさまで、まだ元気にしてるわよ」

少女はノエレッテを睨みつけたまま、口元をゆがめて応える。ノエレッテはそれを受けて、楽しそうに微笑んだ。

「そうそうその調子よ。でなくちゃ私も《ゲーム》を仕掛けた甲斐がないもの――それにしても、貴方の時間軸内での軌跡はもつれ合い繰り込まれて、まるでひとつのタペストリみたい。ただの人間がここまで面白い模様を描くなんて思っても見なかった」

「――その経緯を編み出したのは貴方でしょう。私はそれと気づかず、貴方との契約にサインしてしまった。うかつだったわ」

《ゲーム》。それはアステリアがノエレッテに掛けられた呪い。「永遠の命」を望んだアステリアに与えられた代償。無限にループする時間の中で、最適手順を発見し、それをクリアしていかなければ抜け出せない時の迷宮。

「そうね。我ながらステキな思い付きだったわ」

ふふふ、私ってなんて芸術のセンスがあるのかしら、と、自画自賛しながらノエレッテは身をくねくねさせる。内心の憤怒を押し殺して、アステリアは問うた。

「そんなことはどうでもいいわ。私たちを閉鎖空間に追い込んでどうするつもりなの?」

当然のようにノエレッテは応えた。

「もちろん、バトルロワイヤルよ。みなさん拳で決着をつけたがっていたみたいだし、せっかくだから私が舞台を用意して差し上げたわけ。あなたも付き合ってもらうわよ」

「なんでそんなことに付き合わなきゃならないのよ!」

アステリアの憤怒が噴き出す。自分には《ゲーム》という絶対課題があるのだ。こんなランダムイベントで足止めを喰らっている暇はない。そう主張しようとした矢先、ノエレッテが思わせぶりに吐いた一言が、アステリアを沈黙させた。

「これが《ゲーム》のイベントだとしても?」

「――!」

《ゲーム》。それは絶対命題。アステリアの実存を掛けた戦い。それのイベントであるならば、回避はできない。その心胆を見抜いたかのように、ノエレッテは畳み掛ける。

「勝ち抜いて御覧なさいアステリア。無事に勝ち抜けたら、今後3分岐の重要なヒントを教えてあげるわ」

「――負けたらどうなるの?」

「いつもの通りよ。巻き戻るだけ。ランダムにね。問題ないでしょう? そこまでの分岐の最適手順は覚えているんだから」

いくばくかの沈黙。アステリアは静かに応諾した。

「――判ったわ。その話、乗ってやろうじゃないの」

それを聞いて、精霊が慌てる。

「冗談じゃないのです。このままだと勝てる見込みは万にひとつもないのです」

だがアステリアは力強く応える。

「その万にひとつも、1万回繰り返せば突破できる。わたしたちはそうするしかないのよ」

「あうあう――わかりましたなのです」

精霊はアステリアの気迫に押されて頷く。そのやりとりを見ていたノエレッテが、会心の笑みを浮かべていった。

「なら決まりね。せいぜい頑張ってらっしゃい。また、時のどこかで会いましょう」

そして、その笑みを最後にして、空間へと溶け込んでいく。

アステリアと精霊は互いに見つめあい、頷くと、戦いの場へと足を踏み入れていった。

2007-12-13

[][]百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ(野試合リハーサル版) 百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ(野試合リハーサル版) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ(野試合リハーサル版) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ(野試合リハーサル版) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:4

神経反射:3

知力:2

HP:10

スキル

イア=テムの呪いの剣

修復 〔レストア〕

報復 〔アベンジャー〕

斬撃 〔スラッシュ〕

スキルパターン

A:剣地地

B:水地地

プラン

1:地パネルは必ず自分の手番になるまでは1つ残す。ただし報復を使わないと自身が死ぬ場合は用いる。

2:自分が対戦者の半数より行動順が下の場合スキルパターンをBとするが、そうでない場合Aとする。

設定

かつては大いなる力を持った召喚士だったが、キュトスの魔女ノエレッテを召喚し「永遠の命」を望んだのが運の尽き。悪戯好きのノエレッテに、同じ時間を繰り返し、何度死のうともそのたびに時間を遡って生きることを繰り返させられるという呪いをかけられた。しかもその繰り返しはゲームとなっており、数限りない選択肢を過たずに選び続け、ごくわずかな可能性を辿っていけば、その呪いから脱出できるらしいが、しくじればすぐに理不尽な死が待ち受けている。もちろんいまだ脱出したことはない。彼女は常に理不尽な死を遂げ、そして不毛な生を繰り返しているのだ。ゆえにその存在を知るものからは「百年迷宮の魔女」と呼ばれている。

能力は彼女が召喚した使い魔のもの。南東からの脅威の眷属の一柱らしいが詳細は不明。人のようでありながら人でない、異形の姿をしている。彼女とは意思を通じ合わせることが出来るらしい。

メモ

過去エントリが編集できないのでこちらで更新。

2007-12-12

[][][]【会社】と【長椅子】の興亡史 【会社】と【長椅子】の興亡史 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 【会社】と【長椅子】の興亡史 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 【会社】と【長椅子】の興亡史 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

だいたい【会社】がナーナーの栽培にナーナーを使うことを思いついたときから破綻は眼に見えていたのだ。

東の盾山地ニノ川支流ロ川の流域に【会社】は勃興した。山師のなりそこないであったある男が、そこにナーナーの国内最大級の生息地を発見すると、一帯を二束三文で買い上げ、そこにいたナーナーたちを商品作物として収穫し始めたのが始まりである。野生のナーナーは労働力、食材、嗜好品などに適しており、需要はいくらでもあった。【会社】は国内におけるナーナー販売の独占勅許を得て、この利益を独占した。

当初、野生のナーナーを収穫することで利益を上げていた【会社】は、やがてナーナーをみずから栽培して計画的に出荷することを始めた。これにより、ナーナーの市場における価格を高値安定させると共に、乱獲を防いで安定的に出荷できるようにしたのだ。この過程で、ナーナーの繁殖を手助けするプランテーション労働者が多数沼地に送り込まれた。たくさんの季節労働者や奴隷たち、戦争捕虜など、雑多な種類の人間が、谷間の沼地へと流れ込んできた。

しかし、人間にとっては苛酷な環境下での長期間のプランテーション労働は利回りが悪かった。3年も沼地で働いていると、労働者の大半は根を上げてやめてしまうし、奴隷は使い物にならなくなってしまうのだ。

そこで【会社】は労働者たちに払う賃金を増やし、福利厚生を図ることで生産性の維持を図った。これにより、労働者たちは安定して暮らしていけるようになったが、利回りの低下はやむをえなかった。勅許会社としてナーナーの独占販売権を手中にしているというのに、これでは埒が明かない。

そこで、小ざかしい誰かが考えたわけだ。

「ナーナーにナーナーの世話をさせればいいじゃないか」と。

まあ、表面的には名案だった。ナーナーは従順で沼地の気候に適しており、しかも給料を払う必要がなかった。きらきら光るビーズやタイピンと引き換えに、ナーナーは黙々と働き、同胞を出荷していった。ナーナーたちがなにを思ってこのように従順な態度を取ったかは知らない。生物の本能として居留地を広げたい、というのがある。それに従ったまでかもしれない。あるいはもっと深遠な何かが。

ともあれ、これにより利回りは大いに改善された。【会社】の財政は好転し、収穫の季節にはナーナーを満載した馬車が列を成して沼地から市場へと向かった。まさに【会社】最良のときであった、といえる。

しかしおさまらないのは労働者たちであった。ナーナーに仕事を奪われた労働者たちは食い詰め、中には盗賊や流民と化すものもあった。この危機を乗り越えるため、労働者たちは組合を結成した。【長椅子】の誕生である。【長椅子】は【会社】との団交の際、集団でひとつの長椅子に座って交渉することからついたあだ名だった。彼らは自分たちに職を与えるよう、【会社】に訴えた。

しかし【会社】はいまさら労働者たちに高い給金と福利厚生を与えるつもりなどさらさらなかった。むしろ、事務職などの従来人間がやっている仕事すらナーナーに任せようとしていたのだ。ここに【会社】と【長椅子】の交渉は決裂し、長い戦いが始まった。

【会社】は勅許軍を繰り出し、沼地の各地にバリケードを築いて立てこもった労働者たちを強制排除にかかった。それに対し【長椅子】は周辺の元労働者からなる盗賊・流民までかきあつめ、沼地の複雑な水脈を利用したゲリラ戦を展開した。

ナーナーの居留地もその争いに巻き込まれたが、商品であるナーナーはどちらにとっても財源なので、けして手荒くは扱われなかった。たまに兵士として現地徴用されることもあったが、ナーナーは兵隊に向かない、という一般認識があったため、前線に狩り出されることはなかった。

【会社】と【長椅子】の消耗戦は結構長く続いた。しかし、戦いによる【会社】の収益の悪化、そして人間が暮らすに適しない気候による【長椅子】側の疲弊が積もり、次第に戦いは小規模で散発的なものになっていった。

そして、決定的な事件が起こった。ナーナー相場の暴落である。

ナーナーの先物取引市場は【会社】と【長椅子】の紛争による供給不安から高値推移していたが、そこに投機筋が介入し、ナーナーバブルを呈していた。しかし大手投機筋が「【会社】と【長椅子】の停戦があるらしい」という情報を掴み、今後の供給安定を想定した売りに走ったことから、実勢以上の相場になっていたナーナー市場は一夜にして崩壊したのだ。

これにより【会社】は息の根を止められ倒産。国内経済に混乱を招いたとして勅許も取り消され、解体された。それに伴い【長椅子】も自然消滅することとなった。

後に残ったのは、元の沼地とナーナーたちだけであった。ナーナーたちは口々にささやいた。

「人間たちはどうもさわがしくていけないねえ」「これから静かになるねえ」と。

その通り、沼地には静けさが帰ってきた。そしてナーナーたちは今も平和に暮らしている。

[][]ユージン・ムラヴィッツwithレングートフィルハーモニー管弦楽団 ユージン・ムラヴィッツwithレングートフィルハーモニー管弦楽団 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - ユージン・ムラヴィッツwithレングートフィルハーモニー管弦楽団 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) ユージン・ムラヴィッツwithレングートフィルハーモニー管弦楽団 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:3

神経反射:4

知力:2

HP:6

スキル

陥穽 〔スキルエンスネア〕

修復 〔レストア〕

炸撃 〔ファイアクラッカー〕

報復 〔アベンジャー〕

スキルパターン

A:風地水地

B:火火水地

プラン

1:地パネルは必ず自分の手番になるまでは1つ残す。ただし報復を使わないと自身が死ぬ場合は用いる。

2:自分が他の誰よりも先攻であった場合、プランをBとするが、誰かの後攻であった場合プランをAとする。

設定

星見の塔トーナメントに華を添えるため呼ばれた西方諸国最高の指揮者と交響楽団。指揮者のユージン・ムラヴィッツは音楽を神への捧げものと考え、ひとつの楽譜を徹底して読み込み何度でも納得がいくまでリハーサルを行う完璧主義者。時に完璧が過ぎて、不満足な状態での演奏をキャンセルすることすらある気難しい人物であるが、その指揮はすでに人の域を超えている、とすら云われる。彼の指揮するレングート・フィルハーモニー管弦楽団(通称レンフィル)は、彼の薫陶のもと、一糸乱れぬ演奏を行うひとつの有機的楽器と化している。トーナメント観客席で起こった騒乱と、それに続く隔離空間でのバトルロワイヤルに巻き込まれた彼らは、彼らの持てる全ての技術――すなわち音楽を通じて、この不毛な戦いを終わらせることを決意。レパートリーの中でももっとも得意とする魔曲を演奏することで、彼らの魂を鎮めんと試みるのであった。

JiahaoJiahao2012/06/03 18:31If time is money you've made me a wleatiehr woman.

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jeajnnkmffjeajnnkmff2012/06/04 03:37XhzUzn <a href="http://uiirwvsebaoq.com/">uiirwvsebaoq</a>

iuibpshiiuibpshi2012/06/05 16:51Zf23Zm <a href="http://ifwodeqcwixh.com/">ifwodeqcwixh</a>

ujxwaoujxwao2012/06/05 21:30RLsbA2 , [url=http://acbktuvladwg.com/]acbktuvladwg[/url], [link=http://fjjmnfbkizmm.com/]fjjmnfbkizmm[/link], http://zviaournzjay.com/

2007-12-10

[][]仏型衆生救済兵器・人造阿羅漢涅槃ゲリオン(ぶつがたしゅじょうきゅうさいへいき・じんぞうあらかんネハンゲリオン) 仏型衆生救済兵器・人造阿羅漢涅槃ゲリオン(ぶつがたしゅじょうきゅうさいへいき・じんぞうあらかんネハンゲリオン) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 仏型衆生救済兵器・人造阿羅漢涅槃ゲリオン(ぶつがたしゅじょうきゅうさいへいき・じんぞうあらかんネハンゲリオン) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 仏型衆生救済兵器・人造阿羅漢涅槃ゲリオン(ぶつがたしゅじょうきゅうさいへいき・じんぞうあらかんネハンゲリオン) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:6

神経反射:2

知力:1

HP:21

スキル

生命吸収[ドレインライフ]

報復[アベンジャー]

報復[アベンジャー]

スキルパターン

A:地地

プラン

1:まずは妨害系スキルなどという邪念を持つものからその邪念を取り払うため成仏させる。後は適当に衆生救済。

設定

東方諸国のある仏教系異端宗派によって作られた巨大戦闘石仏。仏勅を受けて永くこの世に住し衆生を済度する役割をもった16人の阿羅漢を模している。この世界からあらゆる煩悩を取り除くことで衆生を救済する役割を帯びており、周囲の煩悩エネルギーを吸収することで起動し、その煩悩が全て霧散すると停止する、といえば聞こえはいいが、煩悩エネルギー=生命力であるため、周囲の生命全てが死に絶えるまで動き続ける極めてはた迷惑な無差別殺戮兵器。涅槃ゲリオンとは涅槃と福音の合成語であり、死による平安こそ福音であるという設計者の思想に基づく名であって、けして某アニメとはいやそのむにゃむにゃ。

メモ

「さすがにこれはまずいだろ」「ごめんなさい」

runa_wayruna_way2007/12/11 01:13古橋さんのブライトライツ・ホーリーランドが元ネタかと思いました。

crow_henmicrow_henmi2007/12/11 01:22古橋さんも発想がものすごいですからねえ。

2007-12-09

[][]裏剣華・報徳寺機先(うらけんか・ほうとくじきせん) 裏剣華・報徳寺機先(うらけんか・ほうとくじきせん) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 裏剣華・報徳寺機先(うらけんか・ほうとくじきせん) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 裏剣華・報徳寺機先(うらけんか・ほうとくじきせん) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:4

神経反射:4

知力:1

HP:10

スキル

イア=テムの呪いの剣

斬撃[スラッシュ]

報復[アベンジャー]

スキルパターン

A:地地剣剣

プラン

1:妨害スキルを持つ者から優先的に攻撃。報復・沙羅双樹を構えている者はそれ以外が全滅するまで攻撃しない。

設定

剣華の中でも暗殺・忍びなどを主な稼業とする「裏剣華・報徳寺」の一員。修行のため報徳寺の里を出て諸国行脚しているが、それは単なる口実で、実はまつりんをストーキングするのが目的。一度立ち会ったときに沙羅双樹で伊達にされて、その強さに一目ぼれすると共に、復讐を誓った。もう一度立ち会い、フルボッコにしてお持ち帰りすることが目標であるが、まつりん以外には普通に立ち会う。裏剣華に伝わる奇剣・惑(まどわし)の達人。奇怪な構えから神速で打ち出される太刀技は、相手の構えを崩し、構えた技を封じる(こともある)。

美男子であるが隻腕隻眼。旅装束の上に、花鳥風月模様の派手な羽織を着込んでおり、腰には太刀を履いている。渋い声の従者を連れており、戦機に応じて合いの手やナレーションを入れさせる。

「バトルロワイヤルの完成形とは少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成される」「隻腕の剣士に対手を斬ることが出来るのか? 出来る、出来るのだ!」*1

メモ

裏柳生とシグルイ入ったので次は朝鮮妖術作ります。

*1:山口貴由「シグルイ」の台詞のパロディ。

2007-12-08

[]TCGの戦闘システムを応用したRPGキャンペーン(メモ) TCGの戦闘システムを応用したRPGキャンペーン(メモ) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - TCGの戦闘システムを応用したRPGキャンペーン(メモ) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) TCGの戦闘システムを応用したRPGキャンペーン(メモ) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

TCGの戦闘システム使って、RPGのキャンペーンシナリオみたいなのを思いついた。PCは使用可能属性と使用可能スキルの束を持っていて、それを各ターンの戦闘で組み合わせて戦闘プランを構築する、と。つまり現在のTCGよりキャラに柔軟性を持たせる。ちなみにシナリオは合従連衡ありの財宝争奪戦。

  • 能力は固定。ただし、経験点により成長する。
  • 持てる属性は信仰によって決定。ある神を信仰していることで使える属性が変わる。だいたい2~3個くらい。
  • 持てるスキルの束は現行より2Lv+1、1lv+1くらい。これを現行ルールの枠内で毎ターン選択使用可能。攻撃型スキル編成から防御型・妨害型にトランスフォームすることも可能、みたいな。
    • つまり、知力2なら2Lv3スキル個・1Lvスキル3個が利用可能で、そのうち各2つを選択し、実際に使用できる。
  • このほか一般スキル(戦闘とはかかわりないが交渉や罠解除など、RPGのシナリオ内シチュエーションで使えるスキル)も作り、スキルとして選択使用可能。
    • 一般スキル専用枠を作るべきか。
  • マジックアイテムとかで能力やスキルが追加できる。あるいは他の特殊能力も。

[][]屠殺彦たちの信奉者たち(オーディエンス・オブ・TOSATSUHIKOS) 屠殺彦たちの信奉者たち(オーディエンス・オブ・TOSATSUHIKOS) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 屠殺彦たちの信奉者たち(オーディエンス・オブ・TOSATSUHIKOS) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 屠殺彦たちの信奉者たち(オーディエンス・オブ・TOSATSUHIKOS) - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:6

神経反射:2

知力:2

HP:21

スキル

生命吸収[ドレインライフ]

爆撃[イラプション]

報復[アベンジャー]

炸撃[ファイアクラッカー]

スキルパターン

A:地地

B:火火

プラン

「うぉー屠殺彦さんたちはやっぱり最強だーッ!!」:自分が後手の場合でも報復は使わず、生命吸収を使う。

「ゴートゥ屠殺彦たち! ゴートゥ屠殺彦たち!」:生命吸収が起動不可能になった場合、スキルパターンBに変更する。

設定

屠殺彦たちを応援する観客たちの集団。屠殺彦の余りにも男らしい吸収鬼ぶりに魅了され、徒党を組んで周りを襲い始めた。得意技はヘッドバンクと人海戦術と放火。

メモ

初期設定より経験値が1点多いのは単なるミスですが、めどいのでこのまま置いておきます。何かに出すときは修正。

2007-12-07

[][]百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ 百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 百年迷宮の魔女アステリアwith南東からの脅威の眷属アウアウ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:4

神経反射:3

知力:2

HP:10

スキル

イア=テムの呪いの剣

修復 〔レストア〕

報復 〔アベンジャー〕

斬撃 〔スラッシュ〕

スキルパターン

A:剣地地

B:水地地

プラン

1:地パネルは必ず自分の手番になるまでは1つ残す。ただし報復を使わないと自身が死ぬ場合は用いる。

2:自分が対戦者の半数以上より行動順が下の場合プランをBとするが、そうでない場合プランをAとする。

設定

かつては大いなる力を持った召喚士だったが、キュトスの魔女ノエレッテを召喚し「永遠の命」を望んだのが運の尽き。悪戯好きのノエレッテに、同じ時間を繰り返し、何度死のうともそのたびに時間を遡って生きることを繰り返させられるという呪いをかけられた。しかもその繰り返しはゲームとなっており、数限りない選択肢を過たずに選び続け、ごくわずかな可能性を辿っていけば、その呪いから脱出できるらしいが、しくじればすぐに理不尽な死が待ち受けている。もちろんいまだ脱出したことはない。彼女は常に理不尽な死を遂げ、そして不毛な生を繰り返しているのだ。ゆえにその存在を知るものからは「百年迷宮の魔女」と呼ばれている。

能力は彼女が召喚した使い魔のもの。南東からの脅威の眷属の一柱らしいが詳細は不明。人のようでありながら人でない、異形の姿をしている。彼女とは意思を通じ合わせることが出来るらしい。

ReshmaReshma2012/06/03 19:41Now I'm like, well duh! Truly thanfukl for your help.

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2007-12-06

[][]赤槍騎士団のサガ:大要 赤槍騎士団のサガ:大要 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 赤槍騎士団のサガ:大要 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 赤槍騎士団のサガ:大要 - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

ゆらぎの神話】世界を、時間軸に沿って無数の可能性世界が分岐したひとつの世界樹、とたとえよう。この樹に巻きつき、枝葉を食い荒らすことで生きる存在がある。無数の可能性世界を滅ぼしてきた存在。それを【大長虫】と呼ぶ。

【大長虫】は枝葉を食らい、唯一の可能性のみを残して世界を一意化しようとし続けている。【大長虫】の性が【竜】であるためである。これに対し、紀揺らぎの力を用いて枝葉を増やし、世界を多様化しようとし続ける存在もいる。魔法少女きゆらをはじめとする【紀揺らぎ使い】たち、そして【猫】性を持つ多くのものたちである。彼らは混沌と多様の産物ゆえに【大長虫】のように強い力を持たないし、時として互いに争いあうこともある。ゆえに、枝葉は時間線の先に至るほど数を減らし、最終的には一意的な【言語戦争】への路を辿ることになる。

このような全時空的闘争の中で、赤槍騎士団は独自の立場を貫いている。赤槍騎士団永劫線を通じ、この世界樹の全てを渡る力を得たことにより、枝葉=可能性世界が次々と【大長虫】に食らわれていくのを知り、それを防ぐためそれぞれの枝葉へと向かい、そこでそれぞれに【大長虫】とその眷属と闘うことを、ある時間線で決意した。何ゆえに彼らはそれを決意したのか。それはこの世界全てが、幹も枝葉も含めて、ひとしくアルセスの恩寵の下にあるからだ。そして、その恩寵を守り、アルセスの威光を示すことが、彼らの崇高な使命であるからだ。

[][]赤い衣のエフェメラ 赤い衣のエフェメラ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - 赤い衣のエフェメラ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) 赤い衣のエフェメラ - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

能力

体力:3

神経反射:4

知力:2

HP:6

スキル

生命吸収〔ドレインライフ〕

爆撃 〔イラプション〕

炸撃 〔ファイアクラッカー〕

報復 〔アベンジャー〕

スキルパターン

A:地地地地

B:火火火火

プラン

1:自分が先攻かつ対戦相手HPが8以下の場合、スキルパターンをBとする。

2:相手が剣技を構えている場合スキルパターンをAとし、自身は先攻でも攻撃せず、報復を最優先使用する。

設定

永劫線を越え時空を渡りあまたの世界でアルセスの恩寵と威望を守る使命を帯びた超時空騎士団*1赤槍騎士団」の53位。吸血鬼の眷属でありながら炎を克服し、炎を操る赤の魔道士。通称「火刑審問官」。赤槍騎士団2位の大魔道士「赤い爪のシスティーナ」の命により、騎士団に加えるに相応しい者を探す旅をしている。外見は炎のように赤い髪に白い肌の女性。外見年齢は20代前半だが、時空を越える騎士団員の常として、自分すら年齢を覚えていない。理性的だが、炎属性らしく直情的で、最短距離で結論にたどり着く思考をする。座右の銘は「風林火山」。

緋色のインバネスを着込み、赤黒い革の装丁を施した魔道書「炎砂の書」を片手にしている。戦闘時には魔道書から剥がれ落ちた無数の頁を自らの周囲に展開させ、それを結界や攻撃呪文として用いる。「炎砂の書」のページ数は持ち主の魔力と生命に応じて変化するが、基本的には無限。どこまで用いうるか、使い手の力量次第のグリモアである。

メモ

とりあえず仮竣工。おかしいところがあれば適宜直す。あるいは破棄するかも。

*1:ここは笑うところ

NasreddineNasreddine2012/06/06 12:11If I coumimncated I could thank you enough for this, I'd be lying.

hslumrrxonmhslumrrxonm2012/06/07 11:17CUempi , [url=http://phawzytgthnd.com/]phawzytgthnd[/url], [link=http://vxfcenqxuziy.com/]vxfcenqxuziy[/link], http://pypgqsyonmhd.com/

adbibwcnhadbibwcnh2012/06/07 17:00BnLaBz <a href="http://kjknmquhqmoa.com/">kjknmquhqmoa</a>

uludpaettsuludpaetts2012/06/13 05:51pGqzTs , [url=http://ygwyxhmixvui.com/]ygwyxhmixvui[/url], [link=http://rpdlyuhhktgf.com/]rpdlyuhhktgf[/link], http://dzyntbxumnai.com/