脚のないはてなガラス(BoB flicker side) このページをアンテナに追加

2007-08-12

[][]アハツィヒ・アイン アハツィヒ・アイン - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) を含むブックマーク はてなブックマーク - アハツィヒ・アイン - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) アハツィヒ・アイン - 脚のないはてなガラス(BoB flicker side) のブックマークコメント

アハツィヒ・アインアルセス前立腺より生まれた紀神である。アルセスガチホモ三兄弟に掘られて「ァツーィ!」と絶頂を迎えた瞬間、そのやおい棒からほとばしった白濁液が女神の形をとり、厳粛なる面持ちでアルセスに告げた。「父アルセスよ。あなたは総受けです」――呆然とするアルセスガチホモ三兄弟。女神は厳粛な面持ちで言葉を継ぐ。「我が名はアハツィヒ・アイン(80・1)。この世の全ての攻め受けをつかさどる紀神。はじめましてアルセスお父様。そしてお久しぶりですアルセスお父様。私は時が終わり、又始まり、めぐりめぐる永劫の間、あなたの娘でございます――」それが彼女の生誕であった。

アハツィヒ・アインは名乗りの通り、この世全ての事物の「攻め受け」をつかさどることとなった。しかし、人間たちの欲望と想像力はアハツィヒ・アインの予想をはるかに超えたものであった。攻めと受けという二大元素のさまざまなバリエーションが生まれていき、それらが数々の神学的論争を経て緻密な体系を作り上げる仮定で、アハツィヒ・アインは疲弊した。しかし永劫回帰によってあらかじめその疲弊を知り抜いていた彼女は、自らの移し身を多数作り上げることで、その緻密な体系に対応することを選んだ。主な写し身には、総攻めのアハツィヒ、総受けのアハツィヒ、鬼畜のアハツィヒ、リバのアハツィヒ、誘い受けのアハツィヒ、ヘタレ攻めのアハツィヒ……列挙しているときりがないのでやめる。ともあれ、このようにして彼女は、森羅万象全ての攻め受けをつかさどる紀神として君臨することとなったのである。

アハツィヒ・アインは、人間の前に現れるときは、どことなく不精な雰囲気のメガネをかけた女性の姿をとる。あらゆる人間は生涯ただ一度のみ彼女出会い――それは第2次性徴期に入る頃であることが多いのだが――その人間の「属性」(つまりは攻め受け)を告げていく。告げられた人間が必ずしもその属性に従うことはないが、彼女信仰する一部の地域では、その宣告が告げられたものの属性として厳格に守られることもある。

ところで、現在アハツィヒ・アインとその写し身たちはある難問を巡って争論している。それは「マロゾロンドの中身」が攻めか受けか、という問題である。紀神である彼女たちにおいても「マロゾロンドの中身」を定義付けることはきわめて困難であり、意見は真っ二つに分かれている。そして、それが時が終わるまで続き、また始まるときも続くであろうことを、彼女彼女の写し身たちは完全に理解している。しかしなお、それが彼女等の存在の意義である以上、論議は続けられなければならないのである。

追記

ちなみに、アハツィヒ・アイン自体の攻め受けについては、彼女自身が黙して語らず、そのため大いなる謎と化している。森羅万象の攻め受けを決め付ける態度から総攻めとする説がもっとも有力であるが、決め手にかけるのが現状であろう。しかしコックウッド大学のホアン・サンチョ教授によれば「アハツィヒ・アインの出生神話自体が後世の恥を知らぬ捏造と呼ぶべきであり、アハツィヒ・アインは男神であり、なおかつアルセスの総受け属性を引き継いだ存在である」との反論もあり、予断を許さない。