Hatena::Groupflicker

ファイアマインドの住み処

水を考えてみよ。単純にして変幻自在、用途は多彩にして生活の細部に入り込み、破壊と恵みと美とをもたらす。お前の言うファンタジーとやらは、これよりも幻想的な光景を描けるのか? ましてや、この世にはこのようなものが何億とあるのだ。

2007-10-15Tournamented Celestial Gaze(星見の塔トーナメント)

[]おまけ・フレーバーテキスト おまけ・フレーバーテキスト - ファイアマインドの住み処 を含むブックマーク はてなブックマーク - おまけ・フレーバーテキスト - ファイアマインドの住み処 おまけ・フレーバーテキスト - ファイアマインドの住み処 のブックマークコメント

イア=テムの呪いの剣

創世の神々である紀元神に抗う英雄イア=テムは、神々の王アルセスの呪いを受け、「南東からの脅威」と呼ばれる異形の精霊に姿を変えられた。イア=テムは怯むことなく「南東からの脅威」の業を学んで大いなる大地の精霊となり、呪いの剣を地母神キュトスに突き立て、不死身の魔力を封じて殺害した。

地母神の受けた封印はトラウマとして反復し、キュトスの魔女クレアノーズの封印結界の力に受け継がれる。

   (ゼオートの神話と神々)


生命吸収 ドレインライフ

はるかな太古、海に漂う原生生物だったわれらを哀れんで、魔術王ゾートは 生命吸収 ドレインライフ の秘儀を授けられ、そのための器官である口を与えられた。こうして口を得たわれらは声を得て魔術の言葉を唱えられえるようになったのだ。

魔術はすでにわれわれの生活を覆い尽くしている。魔術を極めんとするならば、日常を極めることだ。わかったら水を汲んで、薪を拾って来るんだ。終わったら七面鳥を買ってきてくれ。

   (シュテファン・セオルグ『魔法使いの弟子』)


夜鳴き刃 ナイトシュリーカー

のちにクロフェによってゲヘナの伝承や歌、書籍に共通する物語構造の分析がはじめられるまで、ゲヘナは凶悪で狂気に侵された種族だと考えられていた。

ゲヘナは「幸せな一日」とクロフェの名づける強烈な無意識の前提があらゆる文化を規定しており、このためにわれわれから見ると理解しがたい振る舞いをする。

それは「誰にでも一生に一度だけ、心から満たされた充実した一日が存在し、そのような日は二度と現れない」というもので、絶え間ない苦痛にさいなまれているゲヘナに生を持続させているのは、この根本思想である。この一日は一度しか存在しない(彼らはそう信じている。というより、あまりにも自明なことであると彼らには考えられており、むしろ彼らの思考を規定する概念であるため、そのような日が二日も三日も存在するということが彼らには想像できない)ため、普通のゲヘナはこの一日を迎えると自ら命を絶つ。残りの生に希望はなく、また一生をかけて見出す価値のある一日を見出したという充足のためにである。自分に幸せな一日を与えてくれたものの前での自害は、ゲヘナにとって最大限の喜びと感謝の表現となる。心中や後追い自殺は、ゲヘナの文化圏ではハッピーエンドである。

とはいえクロフェが登場し物語分析がはじまるのはまだ400年ほど後のことであり、この時代の人々にとってゲヘナと言えば理解しえぬ狂気の存在である。夜風に混じって届くゲヘナの歌に支配され、その意味を理解したとき、その人もまたゲヘナとなる――つまりは発狂している。