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深淵ランダムドア このページをアンテナに追加 RSSフィード

いんふぉめーしょん。多すぎ。

TCG紅白戦のルールはこちら。試合会場はここ。 本家TCGについてはファイアマインドの住み処へ。

パンゲオン・ライオット参加中。インデックスはこちらです。   。いんでくすはこっちです。  

2008/06/29 (日)ライオット12


C-05 下位人格 C-05 下位人格 - 深淵ランダムドア を含むブックマーク はてなブックマーク - C-05 下位人格 - 深淵ランダムドア C-05 下位人格 - 深淵ランダムドア のブックマークコメント


「セシリアちゃん! 親友のクランテルトハランスよ! あなたに会う為にやってきたの!」

そう言って偽愛の力・アミアウィズを発動させたリクートマータという名を持ち、獣でもある個体は、私にその能力が通用したと考えている確率、99%。

事実は異なる。

今の私のボディは、アミアウィズへの対抗策として用意された下位人格によって支配されている。

アミアウィズが適用されたのはその下位人格。

そして下位人格は「私」の意志によっていつでも消去可能。

「ありがとうクランテルトハランスぴょん!」

「ぴ、ぴょん?  ……あー、さ、さあ! 一緒にカッサリオを倒しに行くわよ!」

……下位人格はバグが多い。

報告しておかなければ。




http://flicker.g.hatena.ne.jp/Corundum/20080511#p13




B-04 兎と旅人 B-04 兎と旅人 - 深淵ランダムドア を含むブックマーク はてなブックマーク - B-04 兎と旅人 - 深淵ランダムドア B-04 兎と旅人 - 深淵ランダムドア のブックマークコメント


オーシャットは短い茶色の髪を靡かせて歩く。

彼女は人里に寄りつかないが、人は好きだった。

ある時彼女は旅人に出会った。彼女は母を捜して旅をしているのだという。

オーシャットは、ダーナならその人のことも知っているかも知れないと思った。同時に、絶対教えてくれないだろうとも思ったので、それを伝えることはしなかった。

まるでダーナみたい。

オーシャットは木の根元で丸くなった猫を思い出して少し笑った。

「オーシャットさんはどうして旅をしているのですか?」

旅人は問うた。

オーシャットは少し考えて答えた。

「わからない。でも、それを探してみるのもいいかも」

二人は色々なことを話し、しばらくすると別々の道を進んでいった。

http://flicker.g.hatena.ne.jp/dottokyom/20080521/1212000257





C-04 兎と牛の図書館 C-04 兎と牛の図書館 - 深淵ランダムドア を含むブックマーク はてなブックマーク - C-04 兎と牛の図書館 - 深淵ランダムドア C-04 兎と牛の図書館 - 深淵ランダムドア のブックマークコメント

オーシャットはぴょんぴょんと歩く。

その様子はいつでも楽しげだ。まるで歩くこと自体が幸せである様に。

あるとき、気がつくと彼女は大きな屋敷の前に立っていた。

オーシャットに気がついた牛の角を生やした人が

「何か用か?」

と聞いてきた。

「この建物はなにかしら?」

「これは俺の住んでいる屋敷だ」

「大きな家ね。あなたはそんなに大きくないのに」

「沢山の本を置いておく為だ。ほとんどの部屋は本しかない」

「本ってなあに?」

「本とは知識。本とは歴史。本とは力――と、俺は教わった」

「色々なのね?」

「本を読みたいのなら、我が家に招待しよう」

オーシャットはしばらくの間をその屋敷で過ごした。

いつのまにか、屋敷の主人がいなくなっていた。

「おせわになりました」

その時のオーシャットは人の家に長居することは悪いことだと知っていたので、その家を後にした。





E-04 兎と花 E-04 兎と花 - 深淵ランダムドア を含むブックマーク はてなブックマーク - E-04 兎と花 - 深淵ランダムドア E-04 兎と花 - 深淵ランダムドア のブックマークコメント


オーシャットはとても美しい花を見つけた。

あまりにも美しかったので、彼女はしばらくそのまま立ち尽くしていた。

「きれい……ダーナはこの花のことも知っていたのかしら」

彼女はその花を前に目を閉じ、香りを楽しんだ。

目を開き、その色を楽しんだ。

目を閉じ、少しだけ涙を流した。

目を開き、花を記憶に留めた。

オーシャットは日が暮れてその色合いが判らなくなるまで花を見ていた。

「いつかダーナにも見せてあげたいわ」

オーシャットは花に別れを告げると、また歩き出した。




F-04 兎と夢 F-04 兎と夢 - 深淵ランダムドア を含むブックマーク はてなブックマーク - F-04 兎と夢 - 深淵ランダムドア F-04 兎と夢 - 深淵ランダムドア のブックマークコメント

オーシャットは空を飛んでいた。

雲の上に降り立つとその上を歩いた。

雲の上には木が生えていて、美味しそうなソイップルの実が生っていた。

その木に駆け寄り、ソイップルともぎ取ると、足下に猫がいた。

「ダーナ! お引っ越ししたの?」

猫は答えない。

「え、聞こえないわ。なんて言ったの?」

猫は答えない。

「……さようなら? まだわたしはここにいるのよ?」

猫は答えなかった。


目が覚めてそれが夢だったのだと気がついた。

オーシャットはまた歩き始めた。


http://wiki.livedoor.jp/flicker2/d/%a5%bd%a5%a4%a5%c3%a5%d7%a5%eb

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